クロスハート覚書その①
クロスハートMUSICAL version、やっとやっと!!やーーーーーっと行って参りました……!
11月に無理やり弾丸東京遠征している身としては流石に行けなかった12月の東京公演……大阪までほんとに長かった……
そんなわけで自分の為に、これから先もクロスハートのことを出来る限り鮮明に覚えておく為に、なんとなく覚書として書いておきたいと思います。
あらすじはこんな感じ。
時は現代。とある大学に、フランスの歴史を研究するサークルがあった。
学生たちと教授は、何故かある時代のフランスの歴史に強く惹かれるものがあった。
ある日、教授のもとに、差出人不明の荷物が届く。
そこにはフランスの歴史的資料が入っていた。
更にその資料の中には、ある女性の書いた手記が入っていたのだった。
教授はその手記を基に、学生たちと共に演劇で再現しようと試みる。次第に演技に熱が入る学生たち。
ふとした瞬間、「100年戦争」の真っただ中、1428年のフランスにタイムスリップしてしまう。
そして、学生たちは、歴史の流れに翻弄されながら互いに敵対しあい、歴史に背くものと理解しつつも
自らの宿命・愛・友情に揺れ動きながら、突き進む…。
果たして、彼らの運命は如何に?!
登場人物もろもろはこんな感じ!
【ブルゴーニュ派】
・セザール(一之瀬 悟)/中山優馬
・エルネスト(榎本 駿)/中河内雅貴
・ティエリ(手塚 えり)/大湖セシル
・ロドリグ(六条 龍也)/寺西拓人
【リベルテ派】
・リュック(立花 陸)/屋良朝幸
・ニコラ(西川 大介)/大山真志
・マクシム(槇原 真二郎)/諸星翔希
・アルセーヌ(朝倉 芹那)/蘭乃はな
そしてどちらにも属さない、物語のカギを握る人物。
ミカエル(時永 久)/玉野和紀
カッコ内に書いている名前は現代のキャラクター名です。
ジルベールは現代では大学教授、アルセーヌは会社員?ミカエルは准教授。
他の皆は大学の生徒です。
そしてこの人間関係が既にもうクロスハートなんですよ……
エルネスト→♡→ティエリ→♡→セザール→♡←アルセーヌ←♡←ニコラ
カミーユ→♡←リュック
現代でもこの矢印はほぼほぼ同じ感じ。
ニコラ→♡→アルセーヌだけどうなってるのかがちょっとよくわかんないけど……
まぁその辺はおいおい。
ではいよいよ、物語をがっつり振り返っていきますよー!
可能な限り劇中歌やセリフを入れていきたいと思います。
因みにカッコ内に書いているのが台詞、コロンの後に書いているのが歌詞です(細かい)
メモってきたわけではないので正確ではないですし、全然覚えていない部分もあるのですが…!
友達と話したりしながら思い返してやっとこさ、という感じです。
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舞台は百年戦争真っ只中のフランス。
当時のフランスはフランス国王を支持するアルマニャック派と、イングランドを支持するブルゴーニュ派が激しく争う内乱状態にありました。
そんなある時、自由と平和を求め、ある人々がラナチュール村に現れます…
彼らの名はリベルテ派。
リベルテ派というのは、リュックとセザール2人で始まった派閥だったのでした。
ルヴァンの丘にいるリュックとセザール。
2人はラナチュール村を自由と平和な村にするべく、リベルテ派を作る。
まだ同じ志を持つ仲間、そして親友として仲の良さそうな2人。
セ「それで、俺たちの名は?」
リ「リベルテ派だ!」
セ「いい名だ。我ら…」
リ・セ「リベルテ!!」
セザールとアルセーヌの出会い
ミカエル*1に狙われているセザール。
ミ「ブルゴーニュ派に属するんだ…でなければ、お前たちを殺す」
セザールはミカエルに脅され、事情も分からずブルゴーニュ派にならざるを得なくなってしまう。
そしてミカエルに脅された際、セザールは腕に傷を負う。
そんなセザールを見付け、駆け寄るアルセーヌ。
アルセーヌがやってきたことに気付いたミカエルは慌ててその場を立ち去っていく。
ア:大丈夫ですか、怪我をしてる
セ:かすり傷だ、大したことはない
ア:何があったのですか?
セ:ちょっとした揉め事だ
ア:争いが絶えない日々の暮らし
セ:そんな時代だ、仕方がない
ア:平和で自由な日はいつ訪れるのかしら…
セ:そんな時がいつか来ればいいけど
ア:手に入れたいわ、そんな暮らしを
セ:強いんだね、君は
ア「そんな…」
セザールは、去ろうとするアルセーヌを引き留め、かろうじて名前だけを尋ねる。
セ:なんだろう、この胸のときめき…弾む心
見つめられると時が止まったようで
周りの空気も、景色も変えてしまう
一目で恋に落ちた
君の名は……アルセーヌ
ティエリ、エルネスト、ニコラ、それぞれの心中
テ:届かない想いを胸に収めて生きてくことになれたみたい…
エ:彼女の想いはわかっているけれど抑えられない、胸が熱い
ニ:強さと優しさのそんな貴方は遠くにいて叶わない、届かない
見つめ合いたい心なのに背中を向ける
切ない、このままでも
そばにいれればそれでいい
この想いをどこにぶつければいいのか
解っていても空を見上げて閉じ込める
溢れるこの想いを
……このシーン、途中から歌う人が3人だったり2人だったりしてて、誰がどこを歌っているかがちゃんと覚えられなかった……
もしはっきり記憶している方がいたらご一報ください。
リュックとカミーユの出会い
元いた土地を離れ、遥々ラナチュール村まで逃げてきたカミーユ。
カ:助けてください、追われています
リ:どうした、何があった
カ:騒ぎに巻き込まれて逃げてきました
リ:君ひとりで?
カ:そうです、家族はみんな殺されました
リ:可哀想に…さあ、僕の家に行きましょう
カ:……迷惑では、ありませんか……?
リ:大丈夫、僕たちも君と同じで両親を殺されました
カ:なんてひどい世の中…
リ:姉が家で待っています、さあ!急いで
カ:ありがとうございます
リ:僕はリュック、君は?
カ:カミーユ
リ「カミーユ…」
追手の足音が聞こえ、2人は慌てて逃げていく。
暗転の後、陣内教授(もしくはストーリーテラーなのかな?)が上手に登場。
この物語がカミ―ユ(正確には「ある一人の女性」としか言っていない)の書いた手記に基づく物語であること、そしてその時代背景を説明する。
ラナチュール広場でのリベルテ派とブルゴーニュ派の争い
重たそうな荷物を持って歩いてくるリベルテ派のリュック、ニコラ、マクシム。
ニ「なぁリュック、何で俺だけこんな持たされてんだよぉ?!デブはみんな力持ちってわけじゃねーんだぞ!」
マ「……デブって言ってる(笑)」
リ「 締まった体にしてないと、またいつ危ない目に遭うかもしれないんだぞ?」
?「危ない目っていうのはこういうことか?」
陰から出てきたのはブルゴーニュ派のセザール、エルネスト、ロドリグだった。
セザール達は威圧的な態度で3人をブルゴーニュ派になるよう促す。
エ「農民にしてはえらく勇ましい格好だな?」
ロ「やる気満々だなぁ?」
いつ誰に襲われてもいいようにと武装している3人を挑発する2人。*2
?「襲われるって誰に?」
ニ「お前たちみたいなブルゴーニュ派にだよ!」
セ「へぇ?じゃあお前たちはアルマニャック派ってわけだ」
マ「僕たちはリベルテ派だ!」
セ「リベルテ派ぁ?何だそれは、聞いたこともない」
リ「どうしたんだよセザール?このラナチュールを自由で平和な村にしようって、俺たちはあの時そう誓ったじゃないか?!」
セザールがブルゴーニュ派になったことに驚きを隠せないリュック。
しかしセザールは自分の意見を曲げようとはしない。
セ:リュック、俺の意見に従え!
リ:断る、自分の信念貫くまでだ
セ:やめろ、やられるだけだ
エ・ロ:やられるだけだ!
リ:だから何だ……覚悟の上だ!
ニ・マ:覚悟の上だ!
セ:力ずくでも従わせる、そう言ったら?*3
リ:その時は………「戦うだけだ…!!」
ここでリュックがセザールに刀を向け、ブルゴーニュ派対リベルテ派で殺陣が始まる。
基本的にはセザール対リュック、エルネスト対ニコラ、ロドリグ対マクシム、という組み方。
と、ここでティエリ登場。争いを止めに入る。
テ「今夜の話し合いまで手出しはしない、そういう約束だ」
(辞めようとしないセザール)
テ「セザール!!ジルベール様のお言いつけだ!」
しかしそれでもやはり争いは止まらない。
そして今度はアルセーヌが広場に現れる。
リ「姉さん!」
セ「君が……リュックの姉さんだったなんて……」
そう、セザールはリュックとアルセーヌが姉弟だったことを知らなかったのだ。
リュックがアルセーヌを庇うように争うのを辞めると、セザールに促されブルゴーニュ派はその場を後にし、同じようにリベルテ派も退場。アルセーヌとセザールだけがその場に残る。
ア「あなたがセザールだったのね…」
セ「あの時はありがとう、助かったよ」
ア「いいえ…傷ついた人を助けるのは当たり前ですから…では」
セ「話がしたい、夕方ルヴァンの丘で……だめかな?」
ア「…いいわ、話し合いは大事です」
自由と平和を望むカミーユとアルセーヌの思い
1人佇むカミーユ。
カ:風に身を委ね、夕日に染まる
心も時を、静かに眺める
ここにざわめきは似合わない、ここに争いはいらない
自由という言葉が遠い響きに聞こえてしまうのはなぜ…
生きていることに意味はあるでしょう
戸惑うのはどうしてなの?
教えてください神様、醜い争いが絶えないことを
お教えください神様、自由を求めることは間違いではないのに
自由を手に入れる為に争うことは間違ってはいないのでしょうか?
とそこへ、アルセーヌが現れる。
ア:お聞きなさい、カミーユ
カ「アルセーヌ…」
ア:待っていても手には入らない、望むだけではどうにもならない
自由を求めるって大変なことね
カ:手に入れたい、自由を…誰も傷つけず
ア:それは無理かも、争うこともあるかもしれない
カ:もう見たくないわ、争いなんて
ア:だけど避けることが出来ないこともある…
カ「また血が流れるの…?」
ア「血は流さない!できれば…流したくないわ…大丈夫!カミーユ、あなたを争いには巻き込まないわ」
カ「いいえ!…私も戦います」
ア「争うことは嫌でしょう?それに両親を殺されてはるばるこのラナチュールまで逃げてきたんだから…」
カ「それはアルセーヌたちも同じでしょう?」
ア「駄目よ!リュックに怒られるわ!」
カ「え???」
ア「あぁぁああ!!そそそうだ!洗濯物!取り込むの忘れてたわ!!!(焦)」
カ「んふふふ、じゃあわたし、やっておきます」
ア「悪いわね、お願い」
カミーユ、洗濯物を取り込みに退場。
アルセーヌだけその場に残ると、今度はティエリが現れる。
ア「あなたは…さっき街で会った…」
テ:そう、ブルゴーニュ派を支持する、私はティエリ
ア:リベルテ派のアルセーヌ、私に何の用です?
テ:出来ることと出来ないことの区別もつかない哀れな者よ
ア:やってみないとわからないわ
テ:叶わぬことに気付きもしない、それはまるで恋する乙女
ア:乙女の祈りが通じることも
テ:手に入れられない、そうはさせない
お前には自由も、そして愛も
と、そこへアルセーヌと話をしに来たであろうセザールが現れる。
アルセーヌに掴み掛ろうとしたティエリをやめるよう促し、ティエリは悔しそうにその場を後にする。
ア「彼女と一緒にここへ来たの…?」
セ「いや、あいつが勝手にしたことだ」
ア「そう…」
セ「君が、リュックの姉さんだったなんて…」
ア「両親を殺されて、叔母の家で育てられましたから…弟のリュックが、自由と平和を求めるリベルテ派を作ったと聞いて、何か力になれればと、ここに戻ってきました。」
セ「それじゃ君はリュックの意見に賛同するのか」
ア「ええ、自由と平和を求めます。あなたは、ブルゴーニュ派になったとか…どうしてリュックを裏切ってまでブルゴーニュ派になったの?」
セ「それは…今はイングランドの力が強いからだ(何と言うか少し思案した様子)」
ア「もういいわ、今夜の晩餐会で話しましょう」
アルセーヌは悲しそうにその場を後にする。
セ「くそっ…どうすればいいんだ…?!」
上手よりリュック登場。
リ「姉さんと何を話した?」
セ「特に何も…」
セザールは何とかリュックをブルゴーニュ派にするように説得するが、リュックも自分の意見を貫こうとする。
ブルゴーニュ派につかなければ殺されるかもしれない、と言うセザール。
リ「殺されるって、誰にだ?」
セ「ブルゴーニュ派の連中にだ!!」
リ「それはお前って事か…?」
セ「そうかもな」
リ「お前はっ…仲間も殺せるのか…?!」
セ「時と場合によっては」
リ「じゃあ俺の姉さんもか?!」
セ「…そうだ」
リ「お前はっ……!!!……俺も殺せるのか……?!」
肯定するセザール、そして2人の殺陣が始まる。
少しした後エルネスト、ロドリグ、ニコラ、マクシムが2人の争いを止めに入る。*4
エ「今夜の晩餐会まで」
ニ「手出しはしない約束だ!」
暗転。
再び陣内教授(orストーリーテラー)登場。
ジルベールがどういう人物なのか、これから行われる晩餐会がどういうものなのかを説明する。
以下、ニュアンスですがこんな感じ。
ジルベールという男はラナチュール村の権力者で、村人からの人望も厚い、優しい男でした。
そして彼は、セザールの父親でもありました。
そのジルベールの家で行われる晩餐会に呼ばれたセザール、リュック、エルネスト、ニコラ、ティエリ、アルセーヌ、ロドリグ、マクシム。
この晩餐会は村の方針を決める会議も兼ねていました。
しかし、結局村の結論は出ませんでした。
そしてリュック率いるリベルテ派の4人は、自分たちの信念を貫くべく、王子シャルルに会いにシノンへ向かうことを決意するのです。
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長いね?これ終わらないやつだね?
ってことでいったんブレイク(笑)
もし「ここ違う」とか「ここは正確にはこうだった」とかがあれば遠慮なく教えてください…!出来るだけ正確に残しておきたいので…
そして、クロスハートを観ていない方になんとなくどんなお話かが伝わったらいいなぁ。
ではまた!