クロスハート覚書その②
前回の続きです。それでは早速。
①より大幅にニュアンスが増えている&台詞を忘れていると思いますが、ご容赦ください(笑)
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ルヴァンの丘にいるブルゴーニュ派のセザール、エルネスト、ティエリ、ロドリグ。
誰かを待ち構えている様子。
エ「おい、ロドリグ。ミカエルの言っていたことは本当か?」
ロ「えぇ、今夜リュック達がシノンに向かうって…」
エ「ミカエルって不思議なやつだよなぁ。いつからいるのかもわからないし…」
ロ「ほんとですよねぇ」
エ「お前、本当に何も知らないのか」
ロ「知らないですよ!(イラついた様子)」
エ「知っとけ!!(怒鳴る)」
ロ「熱くなんないでくださいよっ!!!(エルネストに掴み掛ろうとする)*1
テ「うるさい、お前たち」
すると、ミカエルの言っていた通り、シノンへ向かおうとしているリュック達が向かってくる様子を遠くに見つけた。
慌てて隠れる4人、そして何も知らないリュック達。
リュック、ニコラ、マクシムが先を行き、少し遅れてしんどそうにアルセーヌがついてくる。
ア「(ぜえぜえ言いながら)もうちょっとゆっくり歩いてよぉぉ……」
ニ「(アルセーヌの真似?じじいっぽく)もうちょっとゆっくり…」
リ「姉さん、ここは一本道だから危険なんだ、早く行かないと…」
マ「(リュックの真似をしながら)姉さん、ここは*2
ア「あーーーぁ、冷たい弟だこと!」
リ「だったらついてこなきゃ良かったんだ」
ニ「そうだよ、カミーユと一緒に待っていた方が安全だったのに」
マ「ここを抜けても、危ない場所はまだたくさんありますからね?」
ア「何よぉ、みんなして…!はいはいはいはい、そうですよねー?」
ニ「ねー?(アルセーヌの動きの真似)」
ア「ついてこなきゃよかったんですよねー?」
マ(動きだけアルセーヌの真似)
先を急ごうとするリュック達…しかしそこにはセザール達の姿が。
リ「俺たちは王子シャルルに会わなければならないんだ…頼む!道をあけてくれ」
しかしセザールは聞く耳を持たない。どうしても行くというならお前たちを殺す 、と剣を抜く。
リ「どうしてお前はそんな奴になっちまったんだセザール?!」
セ「こんな時代がいけないんだ……!」
とうとうここで、ブルゴーニュ派とリベルテ派の決闘が始まってしまう。
セザールとリュック、エルネストとニコラ、ロドリグとマクシム、ティエリとアルセーヌでの殺陣。
そして一組ずつ順番にスポットライトが当たり、セリフ。
…ここのやらゆまのセリフ、覚えている方がいらっしゃったらご一報ください…「だったら俺を殺していけ」「それしかないのかセザール?!」しか覚えていない…(泣)
エ「今の世の中分かっているのか?!」
ニ「それがどうした、自由と平和を求めて何が悪い!!」
ロ「死んだらっ…何もかもおしまいなんだぞ…?!」
マ「お前だってそうだろ、やめるんだ…っ!」*3
テ「セザールに従え」
ア「どうしてそこまで…!?」
テ「命を掛けてでも…彼を守る!!」
なおも続く争い…このままでは先へ進めないと思った(かどうかは定かではないけれど)リュックは、ニコラとマクシムだけでも先に進むよう促す。
リ「ニコラ、マクシム、お前たちだけでも先へ行け!!」
マ「アルセーヌは?!」
ニ「アルセーヌは…俺が守る!!!」
しかし、セザールによって、とうとうアルセーヌは刺されてしまう。
リュックも3人それぞれに切り付けられ、最終的にはセザールに刺され命を落とす。
先を行ったニコラ、マクシムをセザール、エルネスト、ティエリ、ロドリグの4人で追いかけて、一人残された瀕死のアルセーヌ。*4
最後の力を振り絞り、自分の思いを歌う。
ア:叶わなかった、この想い
誰かが受け継いでくれるのかしら
私の血は途絶えても、誰かが覚えていてくれるのかしら
たとえ命が尽きても自由と平和への強い思いは
美しい光となって時を超えて
自由で平和な時代に必ず辿り着いて
皆の笑顔を素敵に明るく照らすでしょう
セザール、わかってる
本当はあなたは優しい人
もしも違う時代に出会っていたなら
2人で同じ未来を夢見ていたかしら
もしも違う時代に出会っていたなら
ここで暗転、時は現代に移る。
ある大学でフランスの歴史研究をしているサークル。
そのサークルに、ある日差出人不明の荷物が届く。
そこにはフランスのある歴史的資料が入っていた。
更に資料の中にはある女性の書いた手記が。
その当時の時代背景について陣内教授が学生たちに説明している。*5
柏「それで、カミーユはこのあとどうなったんですか?」
陣「それがわからないんだ。ただ、この手記の一番最後にはこう書かれてる。…❝いつの日か生まれ変わったなら、どうかみんな幸せに暮らせますように❞」
柏「…なんか、悲しいですね…」
学生たちの中にはこの手記がそもそも本物なのか、そして何故このサークルに送られてきたのかを不審に思う人もいた。
榎「そもそもこの手記が本物だっていう証拠はあるんですか?」
六「そうですよ、誰かのイタズラに決まってますよ!」
榎「な?イタズラだよなぁ?」
六「イタズラです」
陣内教授は、この手記をサークルのメンバーで芝居にしてみることを提案する。
脚本は准教授の時永、そして作曲は陣内教授自身。
そう、芝居は芝居でもミュージカルにしようと言うのだ。
そして准教授の時永は既に配役まで決めていた。
西「あーーーーーーーーーーーっ!俺、デブのニコラだぁ♡」
六・槇「喜んでる―――――――――!」
わりと乗り気な人、そうじゃない人、反応は様々だったが、結局多数決でやることに決定。*6
榎「教授!この配役じゃなきゃだめですか?俺、セザール役がやりたいんですけど!いいよな?一之瀬」*7
一「いいよ」
手「セザールは一之瀬だよ、榎本じゃない」
西「先輩のそれ…私情は入ってないですよねぇ?」
手「演劇をやっているものとしての意見だよ」*8
西「はいはーい!じゃあ俺、リュックやりたいでーす!」*9
時「この配役でやるんだ(有無を言わさず)」
手「時永准教授がこうと言ったらもう変わらないよ。学会でも❝シェイクスピアがこう言ったんだ❞って言って学説を曲げなかったって話だし」
時「本当の事だからだ」
翌日から稽古開始だ、ということでこの場は解散。*10
西「よーっし!昼飯食いに行こうぜ!」
六「せんぱぁい、まーた焼肉ですかぁ?」
西「もう1週間続いてるからな、今日は魚だ!」*11
六「魚ですか!(驚)」
槇「じゃぁ、鮭定食とか?」
西「いや…今日はさっぱりとした白身がいいな」
一「鮭は白身魚だ(アスタキサンチンがどうとかいううんちくを喋る)」
西・六・槇「さーっすがさ(ry」
一「(遮るように)違うからな?」
六「…ギョめんなさいっ!」*12
ここで3人は退場。
柏「陸、一緒に帰ろ?」
立「あー…ごめん、ちょっと悟と話があるんだ。」
柏「そっか…」
立「いつものカフェに先行って待ってて?…渡したいものがある」
柏「わかって!待ってるね♪あ…早く来てね?」
熱心に台本を読んでいる一之瀬に「バイバイ」と言ってその場を後にする柏木。
そんな2人の姿をにやにやしながら榎本が眺めていた。*13
榎「…よし。手塚先輩!ご飯誘ってもいいですか?!」
手「いや、今日は…」*14
あっさり振られ、しょんぼりしながら帰っていく榎本。*15
手「なぁ、一之瀬。最近なんかあった?」
一「いや、何もないですよ?どうしてですか?」
手「最近考え込んでる時があるなと思ってさ」
一「考えすぎですよー(笑)」
手「そう…じゃ、お疲れ」*16
手塚先輩退場、その場には悟と陸だけが残った。
立「…するどいなぁ~~~~、手塚先輩♪それで?どうなんだよ、お母さんの容体は」
一「相変わらず、❝私のことは心配しないで、悟❞って言ってるよ」
立「母親は強いな?」
一「まったく…父親はどこで何してるんだか…(父親に対する不満を言う)」
立「でも今の俺たちと同じ大学生だったんだろ?何か事情があったんじゃないの?(悟を諭す陸)」
ここで陸が陣内教授に呼ばれ、悟だけが残される。
台本を読み込む陸の側に女性用カツラを身に付けた時永准教授が現れた。
時「付き合おう」
一「えっ!?いや、それはちょっと…」
時「何を勘違いしている、芝居の稽古だ」
一「あぁ…准教授、そのカツラは…」
時「女の子役だからな、こうでもしないと気分が出ないだろう?始めるぞ」
(ここから本読み)
時「話って何かしら」
一「君が、リュックの姉さんだったなんて…」
時「両親を殺されて、叔母の家で育てられましたから」
一「そうか」
時「そうよ」
一「あの准教授!!!!全然乗らないんですけど!!!!!」
時「何が」
一「准教授のセリフです…」
時「わかった、じゃぁ君がアルセーヌ役をやってくれ」
(ここで自分の被っていたカツラを悟に被せる)
一「(オカマ風に)話って何かしらぁ?!」
時「君がリュックの姉さんだったなんて」
一「両親を殺されて、叔母の家で育てられましたからぁ…」
時「そうか」
一「そうよ?」
時「一之瀬…気持ち悪い」
この後のやり取りイマイチ覚えてない…どんな流れで次に行ったっけな…とりあえず進めます…
一「准教授…この芝居の配役って、本当にみんなにぴったりですね」
ここで時永准教授が不思議な話を始める。
宿命は変えられないが運命は変えられる。現在の運命が変われば過去の宿命も変わる。お前は運命を変えたいか?というものだった。
そこへ陸が戻ってきて悟を連れて退場。
少し怪訝そうな表情の陸。
美優のいるカフェに向かう2人。
立「芝居、面白くなりそうだなぁ?」
一「そうだな…(浮かない顔)」
立「お前なぁ、お母さんのことが心配なのはわかるけど、お前が元気じゃないとダメだろぉ?!なんかこう、パーッと恋でもしろよ!」
一「周りにはいまいちピンとくる子がいないんだよな」
立「なっまいき~」
一「陸たちは相変わらずラブラブだよな?」
立「お陰様でっ♪」
一「出会ってからすぐだったもんなぁ…」
立「なんかこう一目見て…」
一・立「運命感じた!」
立「それでさー、今日その運命の人にこれ渡そうと思って!」
一「何?」
立「ゆーびーわっ♪バイトして買ったんだぁぁぁ!」
一「もしかして……婚約指輪?」
立「そーーーーーーぉ思われてもいいかな――――なんて――――!!」
一「ちょっと見せろよ♪」
立「何でだよやめろよっ!」
ここで2人が揉みあいになり、誤って指輪を道路に投げてしまう。
「お前なんてことすんだよ!」と慌てて陸が指輪を追いかけると、ちょうどそこに車が来ており、陸は轢かれて命を落とす。
陸が亡くなった後、悟は美優を呼び出していた。
柏「なんですか…?忙しいんですけど…」
陸が轢かれた後、悟は陸が美優に渡すつもりだった指輪を探して持っていたのだ。
指輪を受け取り、美優はすぐにそこから立ち去っていく。
絶望して膝から崩れ落ちる悟に声をかけたのは、時永准教授だった。
時「大丈夫か、一之瀬」
一「准教授…何なんですか俺のこの運命…?!陸が死んで、母さんも危なくて、俺だけ生きてて…俺のこんな運命は変えられないんでしょ?!」
時永は「お前がこうなったのは私の責任でもある」と言い、右手を左下から右上へ振り上げた瞬間、1428年のラナチュール村にタイムスリップしていた。*17
悟は時永に「お前は1428年のセザールだ」と言われるが、訳が分からない。
そしてそこに死んだはずの陸…ではなくリュックが現れる(悟は陸だと思っている)。
「殺したなんて言わないでくれ…そんなつもりじゃなかったんだ!許してくれ…」と陸(リュック)に泣きながら謝る悟…ここでの2人のやり取りはクロスハート覚書その①で書いた
リ「姉さんと何を話した?」
セ「特に何も…」
の後のやりとりとほぼ同じ。タイムスリップしているのでね。
訳が分からないままリュックと刀を交えるしかない悟(しかしおそらくたまに意識がセザールになる瞬間がある)。
そして
エ「今夜の晩餐会まで」
ニ「手出しはしない約束だ!」
と、またエルネスト、ロドリグ、ニコラ、マクシムが2人を止め、悟が「何だこれは…?!?!」と叫んで暗転。
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ここで1幕終了。
自分の記憶力のザルっぷりと説明の下手さ加減に泣けてくる……
早く書き上げないとどんどん記憶が劣化してしまう!!頑張らなくては…!!
ほんと、わたしよりよっぽど沢山見ている人だったり記憶力が良い方だったりいらっしゃると思うんで、助けてください…👈
次から2幕…書けるかなぁ、頑張る…(笑)
*1:エルネストは丘?で座っていて、ロドリグはその下にいるので、エルネストに掴みかかろうとするロドリグがつま先立ちしてて可愛かった♡
*2:7日の公演ではキリッと、8日の公演ではニコラのようにじじいっぽく喋って「なんでお前までじじいなんだよっ(笑)とツッコまれていました
*3:マクシムの方は覚えていなくて申し訳ないけど、お互いに刀で軽い傷を負っている。ロドリグは右足太ももにケガ。片手で押さえながらセリフ。
*4:リュックは丘?から落ちてしまい、その場にはいない
*5:西川がニコラのことをデブだって言って槇原が「何でわかるんすか?」って聞いたら「デブの勘だ!」って答えるシーンが冒頭にあったんだけど、はっきり覚えてないので省略。何かとすぐ運命って言うところがセザールにそっくりだと陸に言われる悟もあった。
*6:賛成派が榎本・手塚・立花・柏木・西川、反対派が一之瀬・六条・槇原だったが、六条・槇原は西川に無理やり手を上げさせられ賛成に。
*7:本当は「やりたい役があるんですけど!」だったんだけど、省略しちゃいました、ごめんなさい
*8:ここで西川・六条・槇原で茶化す。右手で眼鏡をあげる真似をしてみたり「フゥー♪」って言ってみたり
*9:誰かに無理って言われ、畳みかけるように六条・槇原にも「むりーーー!」って言われる西川。2人の首を絞めてこらしめる。仲良し3人組♡
*10:「アルセーヌ役はどうするんですか?」「うーん…ここには女性が2人しかいないからなぁ…1人2役は負担が大きいし…」「時永准教授……女性ですが、お願いできますか…?」「RK」「RK…?」「りょう、かい」「でも女性だから脚本が…」(脚本が出てくる)「やる気だったんかい!!」的なやり取りがどっかであったんだけどな…
*11:「一週間続いてる」のくだりは槇原だったかも…
*12:日によって「ギョギョッ!」って言ったり様々で面白かった!笑いも起きてて嬉しかった♡
*13:ここの榎本と立花のアドリブも面白くて、ある公演では「(柏木)かわいいなぁ」「俺のこと?」「うん、ちっちゃくて」とかやってた(笑)
*14:「しつこい」って言ってた時もあった!
*15:このやり取りの前に悟が「やっぱり運命って決まってるって思わないか?この芝居をやることも、この配役でやることも…」って言って悟と榎本から「お前…セザールだー!!(笑)」って言われるのがあったんだけどうまく組み込められませんでした…
*16:ここで心配そうに悟を見つめる手塚先輩が美しかったです…
*17:厳密には時空の狭間みたいなところかもしれない