Endless SHOCK2017の雑多な感想。
先の記事では見事に寺西くんについてしか書けませんでしたので、別でまた記事を上げてみる。
しかし如何せん*1語彙力と想像力が皆無なので、書いていることがとても浅いです……
わたしがEndless SHOCKを初めて観たのは、2012年のことでした。
初めてSHOCKが地方で公演される!それがしかも博多座!*2
これは是非行ってみたい!とハガキで応募し、奇跡的に当選。
当時のわたしはまだジャニーズにハマっておらず、ジャニーズの現場自体が初体験。
「こ、これがジャニーズの世界なのか……!」と、ただただ圧倒されました。
圧倒されたのは、ストーリーや煌びやかな衣装、パフォーマンスの華やかさより何より、ステージから感じる堂本光一さんをはじめとしたカンパニーの皆さんの「熱量」や「圧」。
「人ってここまで出来るのか……」。そう思いました。衝撃がはしった。
そんなわけで、まさにEndlessにSHOCKを受けた初めての観劇。
それ以降、「博多座でSHOCKの公演がある時は絶対観に行く!」と決意し、博多座公演が発表されるとハガキを何枚も出し、運良く毎年1回は観に行くことができていました。
ですが、昨年は地方公演自体が行われなかった為観られず。
そんなわけでSHOCKを観に行くのは一昨年の10月振り!
ストーリーは大体わかっているもののあまり掘り下げて考えたことはなかった為、今回は役の心情やカンパニー内での立ち位置なんかもなんとなーく考えつつの観劇でした。
マンガやドラマなんかでもそうなのですが、わたしはどちらかというと、主人公よりそのライバル・ヒロインより報われない恋敵に感情移入してしまいがちなタイプなので、例に漏れずSHOCKもコウイチよりヤラに感情移入してしまう。
どれだけ頑張ってもコウイチには敵わない……パフォーマンスだけでなく、カンパニーの皆がついていくのも自分の好きな相手が好きなのもコウイチで。
コウイチがどれだけ凄いやつのか……そんなことは頭ではわかっていても素直に認められないし、認めたくない。
心が追いつかないよねぇ……
ヤラってとっても人間味溢れる人物で、抱きしめたくなっちゃう。
フクダのこと。
彼は、オン・ブロードウェイの劇場から誘いがあった時、「今の自分達にはまだ早いのでは」と躊躇する。
結局オンのステージにいったカンパニーだけれど、その中で分裂が起きて他のメンバーが「オーナーの劇場に戻った方がいいんじゃないか」と言った時は、逆に「そんな簡単にクローズは出来ない」と言う。
なんとなく、フクダという人物がちょっと見えた気がした。
自分たちの状況の把握がきちんとできる人物なんだろうなって。
ちゃんと周りが見えている人。
「簡単にクローズできない」というのは、きっと自分達どうこうより来てくれるお客様の事や劇場関係者のことを考えての発言なんだろう。
責任感を感じたなぁ。
マツザキのことは考えただけで泣きそうになっちゃう……
だってマツザキはその場をどうにかしようと予備の刀を持って行った、それだけ。
何も知らずに。
SMGO*3を貫こうとして、ただ必死だった……
コウイチは刀を抜いてすぐにそれが本物だと気付いたけど、マツザキはその時、まだそのことには気付いていなくて。
コウイチに「マツザキ、お前……!」と言われても「?」って感じで。
だからコウイチが刀を地面に刺したあの瞬間、パニックだっただろうなぁ……
それ以降のマツザキの頭の中は、想像しただけで胸が苦しくなる。
コウイチが目覚めるまでの1年間、カンパニーにも疑われただろうし、何より自分で自分自身を責め続けただろうし。
結局コウイチは死んでしまうから、そうするとマツザキはもしかしたら一生自分を責め続けながら生きていってしまうのではないかと思うと……
つらい!!!!!
そんなマツザキの心の重荷をフクダが軽くしてくれることを願います……*4
ハマナカ・テラニシ・カイト・ゲンタのことは掘り下げられるほど読み取れなくて…
何でヤラについていっているのかとか、無い頭なりにもう少し考えたいところなのですが。
テラニシはヤラのこと、好きだし尊敬もしているけれど、自己主張の強すぎるところをちょっと呆れているというか、「あーぁ、また言ってるよw」って思っている感じがした。
そしてテラニシがヤラについてショーを続けていたのは、ヤラのこと放っておけないと思っているからなのかなぁ、なんて。
そう思いつつも、コウイチが戻ってきた時は自分の喜びが先に立ってしまうんだよね。きっと。
……ヤラの気持ちを思うとこのシーン、めちゃめちゃ辛い。
だってさ?1年ヤラについてきてくれた4人が一瞬にしてコウイチに持ってかれちゃうんだよ?
ヤラはまたも「コウイチには敵わない」と思い知らされて……なんて残酷なんだろう。
誰も悪くないが故に、ね。*5
改めて考えると、コウイチの「走り続ける意味」って一体何なんだろう。
どうしてあそこまで「SMGO」に拘り続けているんだろ。
コウイチの原動力がわたしには見えなくて歯痒い……
だからこそヤラに感情移入しちゃうのかもな。
あとここからはキャラクターについてじゃなくご本人のこと。
堂本光一さんってやっぱり本当に本当にすごい人だなと……!
いやこんなこと「地球は丸い」とか「海は広い」とかと同じくらい当たり前のことかもしれないけれど、改めて本当にすごいなと思って!!
だって前に見た時と比べて進化しているのが、目に見えてわかるんだもん……!
SHOCKそのものの進化もそうだし、光一さん自身もそう。
だってこういっちゃなんだけど光一さん、デビュー当時はあんまり歌が上手い方ではなかった。
それがここまで歌えるようになって、それもただ上手いだけじゃなくて色んな歌い方が出来るようになって……って、並大抵の努力じゃないと思う。
お芝居もそう、わたしが観たSHOCKからまた台詞回しとかが変わっていて、お客様に伝わりやすくなっていた感じがした。
フライングは言わずもがな……もうね、奇跡。
語彙力がなくてうまく伝えられないけれど、堂本光一という人の凄さ……それはもはや恐ろしさすら感じる。舞台に立ち続ける人間の執念、みたいなものかな。
それに魅了されている人間が年々増えているからこそ、1500回という偉大な数字に繋がっているんだろうなぁと。
すごい人を発掘したものですよ、ジャニーさんは……
わたし、2008年のSHOCKのDVDを持っているんですが、屋良くんもすごい!!
ほんっっっっっっとうにめちゃくちゃ良くなってる!!
……9年も前と比べんなって話かもしれないんですけど(笑)
なんかもう声の出し方から違う……
様々な経験を積んできて、芝居に厚みや説得力が増している感じがしました。
あと屋良くんの歌ってとっても舞台向きだなと。
クロスハートとSHOCK、あと2月の少クラを見てそんな風に思ったのだった。
福ちゃんのあの顔で踊る感じなんなの?!?!
双眼鏡で寺西くんを見ていたら必然的に福ちゃんも視界に入ってきて、そこで実はちゃんと見たんだけど……くるくる表情が変わるのね。
思わず目を奪われてしまって、寺西くんがいないシーンは福ちゃんをつい見ちゃった。
あんなに表現力豊かな方だとはぶっちゃけ知らなくて…御見それしました。
文ちゃんのこともすっっっっごく見たかったんですけど!目が足りませんでした!
でも噂の芝居*6はちゃんと見られました。
博多座に来てくれたときには文ちゃんのお芝居もしっかりチェックしよう!
そんなわけで、次は博多座……の予定。
帝劇のメンバーから入れ替わりがなければ、沢山通いたいと思っています!
わたしも視野を広げる訓練でもしようかな……(笑)
最後までまとまりがありませんでしたが、とりあえずはこんな感じでわたし的まとめ終了~~~~~
Endless SHOCKの寺西くんのこと。
いやーーーーーー、ご無沙汰にも程がある!!
わたし、ほんと飽き性なんですよねぇ。。。
書きたいことがなかったわけではないけれど、そもそも文章を書くこと自体そんなに得意ではないので常に小田和正さん状態で。*1
でも今回久々の更新をするのは他でもありません!!
Endless SHOCK2017をやっと観ることが出来たからです……!!
本当はNEVERLANDの感想とかも書きたいのは書きたいんですけど、うーん。
上手く頭の中で整理が出来たら書きたいと思います。
ていうかそもそもSHOCKのことだってちゃんと書けるかわからないんですけど!!*2
折角書き始めたので頑張ります。
わたしが入った公演は3月26日、3月27日の昼公演と夜公演の計3回でした。
観られる公演数が限られる*3ので、全体を見たいと思いつつ、やはりほぼほぼ寺西くんを双眼鏡でロックオンしていた。
まず目に入ってきたのは、堂々とステージに立つ寺西くんの姿。
何より「このステージに立てて嬉しい!」という思いが寺西くんの表情やダンスからひしひしと伝わってきて……
それがとても嬉しくて、観ているこっちが幸せな気持ちになりました。
そして彼のダンスがね、いい意味で癖が抜けていて、でも寺西くんらしさはちゃぁんと残っていて。
今までは自分でアレンジ利かせすぎて全然違う踊りにしちゃっていたところがあって、まぁそれはそれで好きだったんだけど(笑)
でも、そういう個性の出し方って簡単っちゃ簡単。
だけどSHOCKは違ってた。
他の人と同じことをしているんだけど、その中にも寺西くんらしさがきちんとある、「寺西くん」が色付けされたダンスになっていて……!!
これ、なかなかできる事ではないと思う!並大抵の努力じゃなかったんじゃないかなぁ。
彼がどれだけの努力を重ねたことか……なんてかっこいいんだろう、わたしが好きになった人は。
光一さんに「声」を評価して頂いたからか、セリフもいくつかちゃんとあって嬉しかった。
ジャパネスクの「この死にぞこないがぁぁぁぁああ!」は何度聞いても寺西くんの声には聞こえなかった。迫力が本当にすごい。
ブロードウェイの街での
「驚愕のカンパニー、メジャーデビューが待たれる!!!!!!」
「俺”たち”、すごいことになるぜ!」
テラニシの心情がしっかりと伝わってきたし、コウイチ復活の時のセリフは何パターンも考えて、その時その時で変えていた。
……余談ですが(なんならツイッターにも書いたけど)毎日のようにまわってくるレポに「いちばん元気―!」っていうバージョンがあって、わたしそれがすごく聞いてみたくて(笑)
わたしが最初に観た公演ではその時のセリフが「1年はなげぇよぉ~!」だったから、その日の夜ファンレターに書いたんですよね。
「図々しいお願いであることは十分承知していますが、いちばん元気!が聞きたいです!」って。
それでそのファンレターを昼公演に入る時に劇場スタッフの方に預けたんです。*4
そして運命の夜公演……そのセリフがまさに「いちばん元気!」でわたしもう大感激(笑)
勿論ね、ただの偶然ってこともあるし、その可能性の方が高いかもしれない。
だけど本当にお手紙を読んでくれて、今日は「いちばん元気!」にしようと決めた可能性だって十分に考えられるので!
わたしは後者だと信じることにしました(笑)
寺西くん、お手紙読んでくれて、お願い聞いてくれて本当にありがとう……!
はい、あまりに舞い上がってしまったので長くなりました。感想に戻りましょう。
歌声は、正直あまり聞き取ることが出来なくて…
だけど「Yes, My Dream」の時はわかったよ!!
屋良くんのソロパートのコーラス、ちゃあんと寺西くんの歌声がわたしの耳に届きました。
やっぱり柔らかくて心地良い歌声。
今も上手だけど、これからきっともっと上手くなると思わせてくれる声。
舌根がやわらかいのかな?どうだろ。
けどきちんと喉がひらいている口のあき方をしているのがちゃんと肉眼で確認できた!
歌に関してはこれからもっと沢山聴かせてくれるといいな。*5
ジャパネスクの迫力には圧倒されっぱなしで……
敵を見下ろす…見下す?目は狂気に満ち溢れていた。
肩を震わせながら相手を小ばかにしたように笑ったり、挑発してみたり……
そこにいたのはもはや「寺西くん」でも「テラニシ」でもなかった。
まさに「ジャパネスクという世界に存在している何者か」だった。
思い出しただけでたまりません……!
DANCE!やHigherは今まで寺西くんの踊っていたダンスと雰囲気が近いからか、なんとなく寺西くんカラーを分かり易く取り入れていた印象。
振り付けの雰囲気は壊すことなく、ね。
DANCE!の時はいつもの敬礼ポーズだったり唇を親指でぬぐったり。
最後は屋良くんに頭わしわしってされて、わんわんな寺西くんだった♡
Higherはソロでがしがしダンス!
気付けば後ろにコウイチがいて、最初は「なに?どういうこと?」って戸惑っていたけど、徐々に実感がわいて喜びがこみあげてきて一緒に踊るその姿……テラニシってコウイチの事すごく慕っていてだいすきだなんだろうなぁって、ひしひしと伝わってきた。
夢幻や夜の海の寺西くんは力強くも儚かったなぁ…
顔の傾け方や首筋、指先の使い方…何もかもが美しくて……その姿をずーーーーーっと見ていたいと思った。
Jungleの踊り方……肩の入れ方?すごくすきだった!
SOLITARYでは大人の色気がだだ漏れ過ぎていたし、Dead or Aliveはめちゃくちゃ不気味で良かった。
あ!毎度みんながドキドキしながら見守っていた扇子キャッチですが、わたしが入った3公演は見事にキャッチしていました!よかった!
……とまぁ、とりあえず総じて寺西くんが好きすぎて困ってます!
SHOCKの間にどれだけ惚れ直させたら気が済むんだろうかこの人ったら!
寺西拓人…本当に罪な男です。
2月1日から始まったEndless SHOCKも、早いもので残すところあと4公演。
怪我なく無事に1500回記念公演を終えることが出来ますように。
心から祈っています。
そして!!!地方公演に寺西くんが来てくれますように!!!待ってるよ!!!!!!
……次の更新こそNEWSのことを書きたい。
NEVERLANDツアー、本当に本当に期待しかないのよ。
クロスハート覚書その⑤
完結編です―――――――――――――――――――――!
長いだけでまったく意味が分からないまとめでしたが!
本当に残念なわたしの脳みそと文才……
でもやると決めたことはちゃんとやるの……
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舞台は半年後。
リュックは死に、セザールも重傷を負って面会謝絶状態だった。
ロ「エルネストぉ、どうしてジルベール様はセザールに会わせてくれないんですかねぇ?」
エ「死ぬところだったんだ、仕方がないだろ」
ロ「いやでももう半年も経つんですよー?」*1
セザールと会えないことを残念がっているロドリグ。
しかしエルネストによるともうすぐ会えるということだった。*2
するとそこへ、シノンへ向かったニコラ・マクシムが現れた。
見事に王子シャルルに会い、見事にラナチュール村独立宣言の文書を手に入れてきたという。
マ「時間はかかったが、僕たちは信念を貫いた」
エ「そうか…」
ニ「…それだけか…?」
エ「それだけって?」
ニ「リュックの死に敬意を払えってことだよ!!」
ロ「それはセザールにも言えることだろ!!」
ニ「それは違う、噂によるとセザールはまだ生きているようじゃないか?」
対外的に、セザールも命を落としたことになっていた(もしくは重傷を負いもう回復は見込めないと思われていた?)が、ニコラはそうではないことを知っているようだ。
なんやかんやあってニコラ・マクシムは退場…ごめんなさいどうやってはけたか思い出せない……
エルネストとロドリグの2人が残ると、後ろから誰かが現れた……セザールだ。
元気そうなセザールの姿を見て嬉しそうなエルネストとロドリグ。
セザールも、エルネストとロドリグのことがちゃんとわかるようだ。
セザールが回復してエルネスト・ロドリグが喜んでいるのも束の間、2人に任務を言い渡すセザール。
別の村でアルマニャック派が幅を利かせてきているから、すぐに加勢に行ってほしいと言うのだ。
急なことで驚く2人だが、セザールの頼みだから仕方がないと急いで用意をしに行く。*3
セザールひとりがそこに残ると、タイミングを見計らったかのようにジルベールがやってきた。
セ「…これでいいんですよね?ジルベール様」
ジ「あぁ…セザールの取り巻きを、出来るだけ遠くに放した方が良い…あとはティエリなんだが…」
セ「ティエリか…上手く出来るだろうか」
要領を得ない会話を交わす2人…
ここで衝撃の事実が発覚する。なんとあの半年前のリュックとセザールの争いの際、セザールもリュックも命を落としていた。
セザールは脳だけ死に、身体は辛うじて無事な状態…そしてリュックはその逆だった。
何とかセザールの命を救いたかったジルベールは、ミカエルに懇願し、リュックの脳をセザールに移植してもらったというのだ。
この話をするところくらいから、後ろでこっそりティエリが話を聞いている。
ジルベールはリュックに、セザールとしてリベルテ派で生きていってはどうか、と提案するが、勿論出来る筈もない…
リ「そんなことはできない、俺はリュックなんです」
ジルベールは、自身の我儘でリュックにひどいことをしたという想いの、そしてリュックは、こんなことならあの時死んでいた方が良かった…という現状の辛い想いを、それぞれ歌う。
この歌が本当に思い出せないんです…つらい…「神に縋るものが…」「出来ることなら殺して」「生きるも地獄とはまさにこのこと」っていう部分的な歌詞なら出てくるんですが…
先程セザールとジルベールの話を盗み聞きし、自分の苦しみを思わずこぼすティエリ。
テ:今でも変わらないあなたへの強い想い
抑えてきたけれど負けそうな心
もうこの私には、失うものなどひとかけらも残っちゃいない
有るのはただ憎しみだけ
今の私の支えがそれだけだなんて…
悲しすぎる、こんな生き方*4
セザールの姿を見付けたティエリ。
お前は本当にセザールじゃなくてリュックなのか?もし本当ならお前を殺す、と詰め寄ってはみるもののやはりそんなことは信じられるわけもなく、セザールに泣きついてしまう。
テ「嘘だ!信じられないよ、あんたはセザールだよ…あたしの側に、ずっといてよ…」
しかしセザールはアルセーヌの元へ去っていくのだった。
ティエリはただセザールと一緒にいられれば良かったんだろうなぁ……切ない、、、
ア「❝お前を愛している❞……あの時、どうしてあんなこと……」
半年前のあの時、セザールが言ってきたことを忘れる事が出来ず、アルセーヌは苦悩していた。
そこへ、誰かを探している様子で何者かが走ってやってくる…セザールだ。
アルセーヌはその姿を隠れて見付け、セザールが生きていたことを初めて知る。
慌てて追いかけようとした、その時。
テ「ここから一歩も行かせやしないよ」
ティエリに見つかり、阻まれてしまった。
しかしアルセーヌは動じない。わたしは争うことはしない、と凛とした表情でティエリを見つめている。
ティエリが切りかかろうとしても素手でかわすだけ。
それでも攻撃の手を止めないティエリだったが、アルセーヌが抜いた剣によって右手を負傷してしまう。
アルセーヌが傷の手当てをしようとするが、驚き、拒むティエリ。
ア「じっとして」
その光景を見付けたエルネストは、ティエリがアルセーヌに襲われていると思い慌てて駆け寄り、アルセーヌに迎え撃とうとする。
テ「大丈夫だ、エルネスト!……行って、アルセーヌ」
ティエリがエルネストを制す。
セザールの所へ行け、とティエリが促すと、アルセーヌはセザールの向かった方へと急ぐのだった。
ティエリはここできっとアルセーヌに敵わないと悟ったんだなぁ。
何か言いたげなエルネスト、意を決して口を開く。
エ「ティエリ…何があっても俺がお前を守る。……この間、これを言おうと思ったんだ」*5
思わず涙をこぼしてしまうティエリ…その姿を見てエルネストは、たまらず彼女を強く抱きしめた。
ティエリは動揺しながらも、躊躇いがちにティエリも彼の背中に腕を回した。
果たしてここでエルネストの想いは実ったんだろうか。
完全に忘れるのは時間がかかるだろうけど、きっとティエリがセザールへの思いを断ち切るまで、エルネストは傍で待っていてあげるんだと思うな。
……エルネストと結婚したい。
ルヴァンの丘で夕日を眺めていたのは、カミーユだった。
リュックのことを想い、思わず目が潤む。
?「綺麗な夕日ですね」
声をかけたのはセザールだった。
セザールは、リュックからの伝言をカミーユに伝えに来たと言う。
カ「リュックですか?!リュックは何と言ったんですか?!彼は何と……!」
セ:戦いに敗れて、息を引き取る時に
カミーユ…あなたへの想いを彼は僕に告げたカ:どうか教えてください
セ:彼はあなたが愛しくて、切ないほど愛しくて
それなのに言えなかった…結婚という言葉をこれを渡して欲しいと預かって来ました
カ:私も同じ気持ちでいたのに
彼が生きていれば幸せな気持ちで
毎日朝を迎えていたはずなのに
今は悲しみの夜の繰り返しセ:そんなことでは いけないよ、カミーユ
カ:それから彼は、何を言い残したの?
すべてを知りたい、私への想いをセ:僕は カミーユ 君を幸せにしたかった
僕は カミーユ 君とずっと生きていたかった
今では叶わぬ夢となったけれど
いくつもの歳を重ねてこの丘で一緒に
何度も何度も、夕日を見たかったずっとずっと好きだよ、この世を去っても
いつか争いのない時代に生まれ変わったら
また君と必ず出会って一緒になろうって言うから、必ず言うから
途中からセザールの後ろにリュックの姿が見える(カミーユには見えていません)。
リュックとセザールの動きが完全にシンクロ。
歌はどちらも歌っている部分とどちらかが歌っている部分もあったと思いますが…完全には記憶していません…
ちなみにリュックが歌っているパートでも、セザールは口パクの状態。
リュック・セザールが歌っているときのカミーユがまた良かった…
良かったしか言えない語彙力がかなしい。
そこでカミーユがあることに気付く…お守りだ。
リュックにあげたはずのお守りを、何故かセザールが身に付けていたのだ。
カ「あなた、もしかして…」
カミーユの言葉を遮り、アルセーヌがやってくる。
ア「セザール…あなたがリュックを殺したと…本当なの…?」
カ「セザール…?!あなたが?!」
目の前にいる男があのセザールだと知り、驚きを隠せないカミーユ。
アルセーヌは、セザールへの愛と弟を殺された憎しみとで葛藤している。
そんなアルセーヌの姿を見て、セザールが動いた。
彼女の前で跪き、彼女の持っていた剣で己の胸を刺したのだ。
その場で仰向けに倒れ込み、今度こそ本当にセザールもリュックも亡くなってしまった。
目の前で愛する人が自ら死を選んだことに絶望し、自殺を図ろうとするアルセーヌ…そしてそれを止めるカミーユ。
アルセーヌが泣き崩れ、そのまま暗転。
時は2017年。
悟が前世の運命を変えたことで、悟の父母は別れることなく、母も健康で暮らしていた。*8
陸「芝居、面白くなりそうだな!」
悟「そうだなぁ!」
陸「だけどお前には恋愛の経験がないっ!!!!」
(運命が変わる前、悟は母のことが心配で暗くなっており、ここで陸に喝を入れられていた)
悟「周りにはいまいちピンとくる子がいないんだよな」
陸「なっまいき~」
悟「陸たちは相変わらずラブラブだよな?」
陸「お陰様でっ♪」
悟「出会ってからすぐだったもんなぁ…」
陸「なんかこう一目見て…」
悟・陸「運命感じた!」
陸「それでさー、今日その運命の人にこれ渡そうと思って!」
悟「何?」
陸「ゆーびーわっ♪バイトして買ったんだぁぁぁ!」
悟「もしかして……婚約指輪?」
陸「そーーーーーーぉ思われてもいいかな――――なんて――――!!」
悟「ちょっと見せろよ♪」
陸「何でだよやめろよっ!」
ここで2人が揉みあいになり、誤って指輪を道路に投げてしまう。
「お前なんてことすんだよ!」と慌てて陸が指輪を追いかけると、ちょうどそこに車が来ており、悟が慌てて陸を助けに飛び出す。(ここからまた運命が変わっている)
間一髪ところで陸も悟も車には轢かれず、事なきを得た。
そこへ、車を運転していた女性が声をかけてきた
?「君たち、大丈夫?」
なんとその運転手が、アルセーヌそっくりだったのである。
(といっても悟も陸もアルセーヌなんて知らないんだけど)
彼女は名刺を取り出し、2人に渡した。名前は朝倉芹奈という。
悟は彼女に一目惚れしたらしく、様子がおかしい。((久々のアドリブポイント!大千秋楽ではなんかチャラ男っぽくしてた(笑)))
陸はそんな悟の姿を見てにやにやしている。
芹奈が車に自分の携帯をとりに行くと、2人で名刺を見たりしながらとても仲良さげな様子だ。
悟「俺たちは同志だ」
陸「同志ィ?大げさだな(笑)親友だろ?」
悟「あぁ」
悟・陸「とーもよっ♪」
~完~
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は、はちゃめちゃにも程があるけどなんとか終わった~~~~~~~~~~~~~~~~というか無理やり終わらせた感~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
感想とか思ったことはまた別にUPします。今更とか言わないで。
まぁ自分の振り替えり用だから雑でもいいんだよ…うん…
でもミュージカルってすごい、というか歌って凄い。
台詞だけだとなかなか頭に入らないのに、メロディにのせることによって鮮明に思い出せる(部分が沢山ある)んだもんなー!
ミュージカル自体、苦手な人も一定数おられるようですが、わたしは大好きだなっ♩
とりあえず雑なまとめ、これにて完結!
クロスハート覚書その④
さぁ―て…公演終了から1週間以上経過していますが、果たしてちゃんと完結させられるのでしょうか…
いや、がんばる。うん。わたしやればできる子。YDK。
出来たら今回で終わらせたいと思っているけど、まぁ無理だろう(笑)
とりあえず書き進めてみます!
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我らはリベルテ
晩餐会からリュック達の家へ帰ってきたリベルテ派の5人。
カミーユの必死の訴えのお陰でブルゴーニュ派に属することにならず、安堵している様子だ。
ア「でも会議の結論が出なくて本当に良かったよね!このままだったらこの村はブルゴーニュ派になっていたんだから…それもこれも、全部カミーユのお陰ね♡」
マ「すごい度胸だよね!」
カ「そんな…私、ただ夢中で…」
リ「必死さが伝わってきて凄かった!ありがとう」
ア「カミーユ、これであなたも私達の本当の家族ね」
ニ「よーっし!それじゃあこれからどうするか作戦会議だ!」
マ「作戦会議だ!」
ニ「…その前にさ~…アルセーヌ、なん食べ物ない?俺腹減っちゃって…」
ア「(笑)はいはいはい、ちょっと待ってて?」
カ「あ、わたし手伝います」
リ「おいニコラ、食べるんだったらいい案だせよ?」
ふん…っ!!!!とめちゃくちゃリキむニコラ。
リ・マ「なんか…違うもんが出たりして…?」
ニコラがオナラをして3人で大爆笑。*1
アルセーヌとカミーユが食事の支度を済ませて戻ってくる。
爆笑している男3人を見てピンとくるアルセーヌ。
ア「カミーユ、覚えておきなさい?男の人がこれだけ笑うってことは、多分シモの話よ」
カ「しも?…あ!しもって、さむーい冬の朝に降りるアレのこと?*2」
カミーユ以外の全員爆笑。
マクシムがカミーユに「シモ」を教えようとしたところでアルセーヌが男性陣を睨む。
ア「さ?乾杯しましょ?*3」
リ:自由を勝ち取ろう、何としてでも
どうせ命を賭けるのならば生きる価値のある道を選ぼう
ニ:預けよう、この命を
マ:僕も預けよう*4
リ・ニ・マ:抜け出してみせよう、乱れたこの世から
皆の力あわせ進もう、リベルテ!
ア:平和な毎日、溢れる笑顔
カ:静かな生活、明るい未来
ア・カ:手に入れる為に立ち上がる今こそ
リ・ニ・マ・ア・カ:我らはリベルテ!
ここの歌割も自信ないなー…
これから先どうするかを話し合い始める。
リュックの様子を見て「もう何か考えてるね」というマクシム。
リュックの考えは、シノンにいる王子シャルルに会うというものだった。
王子シャルルに会って自分たちの考えを聞いてもらえれば、何か現状を打破できるのでは…リュックはそう考えていたのだ。
シノンに行くのは危険すぎるから自分ひとりで行く、とリュックは言うが、ニコラ・マクシムも「自分たちも行く」と。*5
カミーユとアルセーヌには待っているよう伝え、明日ルヴァンの丘で待ち合わせをしようということで、その場は解散。*6
このシーンのどこかでカミーユがリュックに渡したいものがあると言っておいでおいでって手をぴょこぴょこするのがあったんだけど、どの辺だったか…とにかくそのカミーユが可愛すぎて初見の時思わず「かっわいい…」って呟いちゃったよね…
エルネストがティエリを呼び出して話をしている。
ティエリはセザールが好き、だがセザールはアルセーヌのことが好き…いいのか?とティエリに問うエルネスト。
ティエリは「人の気持ちはどうしようも出来ない…だけど(だから?)苦しくて切ない」と言うと、我慢できず涙をこぼしてしまう。
ティエリはそのままエルネストの肩にもたれ言う。
「ごめん…少しだけ泣かせて」
リュック達の家を後にしたニコラとマクシム。
マ「ねえ、ニコラ。アルセーヌのこと好きなんだろ?最後のお別れしなくていいの?」
ニ(動揺する)
マ「よしよしってするとか、ぎゅってするとか、ちゅってするとか、ぺろってするとか、ぺろぺろってするとか、ぺろぺろぺろってす(ry」
ニ「ぺろが多いよぉぉぉぉ……ぺろは付き合ってからだろうがぁぁ……(崩れ落ちる)*7」
ニ「っていうかお前最後の別れなんて縁起でもねえこと言うんじゃねえよ!!(マクシムの首をガッと絞める)」
マ「あぁぁぁああああ、やっぱこれかよおぉおぉぉおお!!!」
ニコラがマクシムの首を絞めたまま一緒に退場。
セザールとジルベールが2人で話している。
リュック達の言っていることは間違っていないが、今はその時ではない、というジルベール。
セザールもジルベールの意見に賛同しているようだ。
しかし、セザールの本心は違うのではないか?と思っているジルベール…無理やりブルゴーニュ派になる必要はない、自分の生きたいように生きろと言う。
そしてジルベールは、セザールがアルセーヌに思いを寄せていることも見抜いていた。
こんな時代に生まれて来なければきっと幸せになれただろうに…そんな夢の様なことをつぶやくジルベールだった。
セザールとアルセーヌの想い
セ:この美しい夜空を君は見ているのかな
いつまでも変わらない、まばゆい輝き
ああ、アルセーヌ…君は君のままで
そのままでいい、偽りのない君の輝きア:美しい星たちのきらめく光は
ずっとずっと前から放たれた光
見えてはいるのに、今ではないのね
目に見えてるだけが本当だとは限らないああ、セザール
今のあなたも
セ:今の君も
セ・ア:変わりはしない、あなただから
セ:嘘のない君も
ア:目に見えないあなたも
セ・ア:心は変わらない、愛は始まっている
セ・ア:だけど今の二人は違う道を選んでいる
近付くけれどもすれ違うだけで
近くにいるのに届きはしない
結ばれない運命
それが二人の道
ア:走り出した愛の道は
セ・ア:並んだままで 一つにならないのか
二人の愛の道は
舞台上で一緒にいるけれど、それぞれがお互いのことを想いながら夜を過ごしている感じだと思います。
切ないね…近くにいるのに、思いは同じなのに結ばれることは決してないのが運命なんてね…
リュックとカミーユの想い
ルヴァンの丘でリュックがひとり、ニコラ・マクシムが来るのを待っている。
カミーユへの告白を練習してみるものの、なかなかしっくりこない。
そしてリュックは、なかなか伝えられないカミーユへの想いを歌にのせた。
リ:初めて出会った、君の瞳の真実
最初に見た、飾らない君の笑顔
どれも嘘のない、けがれのない、きれいな心
カミーユ…君は僕の天使
ずっとそばにいて欲しい、他には何もいらない
包まれる優しさ…安らげるんだ
いつまでも僕の隣に、それだけでいい
だけど伝えられないんだ、うまくこの想いを
たった一言、言えばいいのに
結婚して欲しいと
するとそこへカミーユがやってきた。
リュック達の見送りをしに来たらしい。
リュックはベルトにカミーユから貰ったお守りを身に付けていた。
2人で仲がよさそうに夕焼けを眺めていると…
ア「ぉぉおおお邪魔で御座いましょうが姉登場!!」
そこへやってきたのはアルセーヌだった。
アルセーヌもシノンへ一緒に行くと言うのだ。
危険だからやめておけ、というリュック。
ア「待っているっていうのが嫌なのよねー♪カミーユもそうでしょ?」
カ「え?」
ア「こいつったら、早く言えばいいのに…(カミーユの前で跪いて)❝カミーユ、愛しているよ、僕と結婚して❞」*9
リ「?!?!?!?!?!もおおおお姉さん!!!ニコラ達が来てないか見てきてよっ!!!!!」
カミーユに言いたくて言えないことを代弁するアルセーヌに焦るリュック、慌ててアルセーヌをその場から立ち去らせる。
立ち去る前にガッツポーズをしてリュックにエールを送るアルセーヌ。
カミーユは、そんな2人のやりとりを笑いながら見つめ言う。*10
カ「いいお姉さんね」
リュックはバツが悪そうな様子だ。
さっきのように 2人がまたいい雰囲気になったところで…
ア「…たいっっっへんお邪魔で御座いましょうが再び姉登場!」
(慌てるリュックとカミーユ)
リ「もう!今度は何?!」
ア「あちらにニコラとマクシムが来ております」
リ「わかったから!!すぐ行くよ!!!!」
アルセーヌ退場、カミーユとリュック2人だけがその場に残る。
…アルセーヌは応援したいのか邪魔したいのかどっちなんだ(笑)
待ってるから!とカミーユが告げると、リュックはシノンへ向かうのだった。
カ:リュック、あなたを愛しています
待っています、いつまでも
いつまでも
ここでクロスハート覚書その②の冒頭のシーンに戻る。
シノンへ向かう途中の4人。
リュック、ニコラ、マクシムが先を行き、少し遅れてしんどそうにアルセーヌがついてくる。
ア「(ぜえぜえ言いながら)もうちょっとゆっくり歩いてよぉぉ……」
ニ「(アルセーヌの真似?じじいっぽく)もうちょっとゆっくり…」
リ「姉さん、ここは一本道だから危険なんだ、早く行かないと…」
マ「(リュックの真似をしながら)姉さん、ここは」
ア「あーーーぁ、冷たい弟だこと!」
リ「だったらついてこなきゃ良かったんだ」
ニ「そうだよ、カミーユと一緒に待っていた方が安全だったのに」
マ「ここを抜けても、危ない場所はまだたくさんありますからね?」
ア「何よぉ、みんなして…!はいはいはいはい、そうですよねー?」
ニ「ねー?(アルセーヌの動きの真似)」
ア「ついてこなきゃよかったんですよねー?」
マ(動きだけアルセーヌの真似)
先を急ごうとするリュック達…しかしそこにはセザール達の姿が。
リ「俺たちは王子シャルルに会わなければならないんだ…頼む!道をあけてくれ」
しかしセザールは聞く耳を持たない。どうしても行くというならお前たちを殺す 、と剣を抜く。
リ「どうしてお前はそんな奴になっちまったんだセザール?!」
セ「これが選んだ道なんだ…!」
ブルゴーニュ派とリベルテ派の決闘が始まる。
セザールとリュック、エルネストとニコラ、ロドリグとマクシム、ティエリとアルセーヌでの殺陣。
一組ずつ順番にスポットライトが当たり、セリフ。
エ「今の世の中分かっているのか?!」
ニ「それがどうした、自由と平和を求めて何が悪い!!」
ロ「死んだらっ…何もかもおしまいなんだぞ…?!」
マ「お前だってそうだろ、やめるんだ…っ!」
テ「セザールに従え」
ア「どうしてそこまで…!?」
テ「命を掛けてでも…彼を守る!!」
なおも続く争い…このままでは先へ進めないと思った(かどうかは定かではないけれど)リュックは、ニコラとマクシムだけでも先に進むよう促す。
リ「ニコラ、マクシム、お前たちだけでも先へ行け!!」
マ「アルセーヌは?!」
ニ「アルセーヌは…俺が守る!!!」
刀を交えていた途中、セザールの意識に取り込まれてしまった筈の悟がセザールの脳内に呼びかける。本当にそれでいいのか、と。
ここでセザールが動く、なんとアルセーヌの腕をつかまえて告白をしたのだ。
セ「アルセーヌ、お前を愛している」
アルセーヌをセザールから引き離し(それが誰だったかは覚えてない…)、ニコラ・マクシム・アルセーヌの3人でシノンに向かうことになる。
セザール(悟)が運命を変えたのだ。
セザールとリュックは剣を交え、セザールによってリュックは致命傷を負いながらも、こう告げる。
リ「何かあると…信じていたよ…」
また、セザールも瀕死の状態。
2人して地面にばたり、と倒れ込み、言った。
リ「来世で会おうぜ」
リ・セ「友よ……!」
戻ってきたエルネスト・ティエリ・ロドリグが重傷のセザールと死んでしまったリュックの姿を見付ける。
ロ「早く手当てをしないと!リュックはどうする?」
エ「大した奴だった…手厚く葬ってやろう」
ロ「わかった」
エルネストとティエリでセザールを、ロドリグがリュックを抱え、全員退場。
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公演終了から約2週間経つとほんと忘れてるなぁと思います…
「来世で会おうぜ、友よ!」のとことかこんな軽くない…(泣)
でもそんな風に思ってたらきっと終わらないから…仕方ないということにする。
次でラスト!ゴール見えてきたな、長かった…(笑)
*1:ここがアドリブポイントで、毎公演違うことしてたみたいで面白かった!大千秋楽ではマクシムにもオナラさせて、リュックに嗅がせていた(笑)
*2:本当はもう少し何か言ってたよね…
*3:この時のアルセーヌの冷ややかな目が良かった(笑)
*4:このニコラ・マクシムのパート、リュックとの掛け合いだったと思うんだけど…リュックの歌ってた歌詞がわかんない…
*5:マクシムが「僕も行きますよ!ニコラひとりじゃ、頼りないですからね!」って言ったり、ニコラが「まぁ3人いりゃ何とかなんだろ!」って言ったりしてた。めっちゃ雰囲気良い~~~~
*6:カ「必ず、帰ってきてくださいね」マ「うん、必ず」って会話や、マクシムがカミーユに「おやすみ」って言うその声のトーンが優しくて死んだ……
*7:ここもアドリブポイント!大千秋楽は、ニ「もしもぺろってしたらアルセーヌ、どんな反応するかな…?」マ「……生理的に無理」っていうやり取りしててかなり面白かった(笑)
*8:リュックは照れ隠しからか「俺を救ってくれた恩人から貰ったものだから」と言っていた
*9:この跪き方がめちゃくちゃかっこよくて惚れました…!
クロスハート覚書その③
第3弾です。っていうか続きです。
だんだんと雑さがひどくなってくる…(笑)
第2幕の最初から!いってみよ!
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ブルゴーニュ戦士の誓い
エルネスト、ティエリ、ロドリグの3人がアジト?的なところにいる。*1
ロドリグがティエリ、エルネストにお酒を注いであげて、ロドリグはエルネストに注いでもらう。*2
ティエリのソロダンス。
エルネストとロドリグはそれを見ながら椅子に座ってお酒を飲んでいる。*3
エ:さあ、共に戦おう
理想の国を目指して
この剣こそが道を進む頼り
エ・ロ:死など恐れない、我らの熱き想い
エ・テ:この想いは敵の鎧も撃ち抜かん
エ・テ・ロ:いつの日か必ず夜明けの扉開いてみせよう
我らブルゴーニュ戦士の燃え滾るこの手で
(歌割は自信ないですすみません…歌は2回繰り返し、2回目は多分全員で歌っている。2回目からダンス有。)
エルネスト、ロドリグで剣を片手に踊っていると、2017年当時の服から1428年時代の服に着替えたセザール(中身は悟)が戻ってくる。
しかしセザールの様子がいつもと違うことに3人は少し怪訝そうな様子。*4
ロ「何か…変ですよねぇ?」
今夜はジルベールに呼ばれている晩餐会だという。
晩餐会後の会議でラナチュール村の方針も決まるとの事だった。
(この後の場面転換までの流れあんまり覚えてない…「俺は…まだこの状況が良く分かってなくて…」って言ってたと思うんだけど…)
ジルベールの想い
ジ:この世の正しさはどこにあるのか
理想と現実、人としての想い
正しいこととは一体何なのだろう
村の皆を幸せにするにはどうすればよいものか
神よ、我らの主よ
どうかお導きください、この村のとるべき道を
神よ、我らの主よ
どうかお助けください、捕らわれし私の妻を…*5
そこへ、ミカエルに連れられてセザールがやってくる。
ここで初めて、セザールがブルゴーニュ派にならざるを得なくなった理由が判明する。
実はジルベールの妻…つまりセザールの母親は、ブルゴーニュ派に人質として捕らわれていたのだ。
ラナチュール村の人々を皆ブルゴーニュ派にしなければ、セザールの母親は殺されてしまうという。
それを知ったセザールは、「だったら選ぶ道は一つしかないじゃないか…!」と苦悩する。
上手よりエルネスト登場、リュック達もジルベールの屋敷に到着したということで晩餐会が始まる。
ジ:さあ、今宵は晩餐会だ
遠慮なく楽しんでくれ、その後に話し合おう
この村の皆が幸せになれるように
リ・ニ・ア・マ:お招き、ありがとうございます
セ・エ・テ・ロ:お招き、感謝致します
ジ:皆の気持ちがどうか一つになってほしい
それが私の唯一の願いだ、さあ!まずはダンスを
ブルゴーニュ派が下手、リベルテ派が上手に分かれワルツを踊る。*6
最初はワルツだったが、途中からダンスバトルのようなことが始まってしまう。*7
ジ:さあ、席に着きなさい
今宵は争いの場ではない、話し合いの場だ
食事の後にこの村の歩むべき道を話し合うとしよう
各々食事をとり始めるが、あまりすすまない。
エルネストが自分の皿のスープをスプーンでパシャッとリュックの目にかけて挑発。*8
ニコラがその挑発に乗りかかるも、リュックに止められる。
エルネストは、それが面白くなかったのか片足で床をドン!ドン!を踏み鳴らし、ティエリ・ロドリグもそれに便乗。
セザールはあまり乗り気ではないものの、あわせておいた方がいいか…という雰囲気で遠慮がちに足を鳴らす。
ここから足や食器を使ってのストンプ!*9
またも争いが始まりかかったところで、テーブルの上でタップダンスをしてそれをミカエルが制止した。
ミ:子供の喧嘩はこれで終わりだ、大人の話をしようじゃないか
心の目を解き放って本音で話せ!
お前たちの未来を
やっとここで会議が始まる。
リュックの意見から尋ねるジルベール。
リ:我々のとるべき道は、この村の独立
自由を勝ち取り、争いのない平和な村にすること
エ:そんなことは無理な話だ、どちらかの派閥にやられてしまう
ブルゴーニュ派に属して村を守ってもらうことが賢明な手段
ア:それは私たちに奴隷の道を選べと言っていることと同じ
従わなければ殺される、そんな未来に夢はない
テ:今のこの世に夢を持つことなんて少女の願い
従えば殺されはしない、それがブルゴーニュ
二:そんなことは信用できない、リュック達の両親は
ブルゴーニュの奴らに殺された
エ:証拠はあるのか?
ロ:証拠を見せろ!
ニ:そうに決まってる
マ:そうだ絶対!
エ:そんなことはどうでもいい
リ「どうでもいいだと…?!」
「どうでもいい」と言い放つエルネストに逆上し、詰め寄るリュック達。
尚も言い合いは続く。
ここの歌、途中からしか思い出せない……
リ:生き残るために生きているわけではない!
力がなければ力を付ければいい
エ・テ・ロ:力があるのか?お前たちに
リ・ニ・ア・マ:皆で一つになれば必ず生まれる、強い力が
エ・テ・ロ:出来やしないさ!
リ・エ・ア・マ:やってみせるさ!
エ・テ・ロ:出来るものか!
リ・エ・ア・ロ:やってやるぜ!
エ・テ・ロ:出来やしない!
リ・エ・ア・ロ:やってみせる!
皆が言い合う中、セザールは一人椅子に座っていた。
それに気が付いたジルベールはセザールに問いかける。
ジ「セザール?お前の意見は」ないのか?
セ:自由を求めるのは人として自然なこと
平和を望むのは人としての権利*10
だけど今は違う、時代が人権を奪っている
だから解ってほしい、今は耐えることだと
今はブルゴーニュ派に身を委ねて命を守ることが
とるべき道だと思う*11
そしていつか必ずこのフランスに希望(うろ覚え…)の光が
1年もすれば必ずフランスに現れる、救世主が*12
その救世主の名は…ジャンーーーーーーーーー
自分の主張を述べていた途中で激しい頭痛に襲われたセザール。
ミ「ジルベール様、セザール様の具合が悪いようです。ちょっと休ませてまいります」
ここでセザールとミカエルが捌ける。
リベルテ派かブルゴーニュ派か、どちらに属するか決を採ろうとするジルベール。
リベルテ派がリュック達4人、ブルゴーニュ派がセザール達4人の為、ジルベールの意見でどちらに属するかが決まることとなった。
ジルベールはブルゴーニュ派に身を委ねてほしい、とリュック達に告げる。
ブルゴーニュ派に属することに決まりそうになったその時だった。
カ「待ってください!」
ジ「君は…?」
そこに現れたのはカミーユだった。
カ:初めまして、私はカミーユという者です
ほんの2週間前にここへ、逃げてきました
ジ「逃げてきた?」
カ:私のいた土地はブルゴーニュ派に支配されて
自由のない奴隷のような怯えた毎日…
それでも私たちは頑張って働き続けた
そんなある日、わたしの両親が言った…たった一言
「少し休ませてください」と…たった一言
次の瞬間振り下ろされた銀色に輝く剣
苦しむ父の姿、泣き叫び庇う母親
何度も振り下ろされた銀色の剣は
恐ろしく染まってゆく、真っ赤な色に…
動かなくなった私の両親…それでも剣は振り下ろされた
何度も繰り返された
何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も……!
泣き喚くカミーユ…リュックがその傍に近寄り、ジルベールに「これがブルゴーニュ派のやり方です…」と訴える。
ジルベールは「この結論は次回に持ち越す、皆ももう一度よく考えてくれ」と言い、結局結論は出ず、その場は解散となった。 *13
頭痛の後晩餐会を退席したセザールとミカエル。
ミカエル曰く、未来のことを話そうとすると頭が割れるように痛むらしい。
しかし間もなく悟の意識はなくなり、セザールになってしまうという。
どうせ自分がセザールになってしまうなら、運命は変えられないじゃないか!という悟に、意識がセザールになってしまっても魂は一之瀬悟だ、というミカエル。
そしてまた悟を襲う激しい頭痛…痛みが治まった時、そこに悟の意識はなく、もうセザール本人になっていた。
セザールを心配してエルネスト、ティエリ、ロドリグがやってくる。
結局会議の結論はまだ出なかったことをセザールに告げる。
カミーユが来てブルゴーニュ派について話していたことも。
ロドリグはカミーユの話を聞いて「なんか…やばそうですね…これからどうするんですか?」と少し心配そうな様子。
しかしセザールは「力の強いブルゴーニュ派についていた方が絶対に安心だ」と意見を変えようとしなかった。
3人もやはりその意見は変わらないようで、頷き合う。
話をしていたところで、今度はジルベールがやってきた。
3人同様、セザールの具合を心配してきたらしい。
「具合はどうだ?」と尋ねるジルベールに、「大丈夫です、父上」と答えるセザール。
どうやら悟の意識は完全になくなってしまったらしい…
ジルベールは3人に、セザールと2人で話がしたいと言い、エルネスト・ティエリ・ロドリグはその場を後にするのだった。
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キリがいいのでとりあえずここまで~!
かなり抜けてきてますね、すみませんほんと雑で……
あと2回くらい使うかもだな、ほんとへたくそすぎる(笑)
*1:板付きだったか自信がない…
*2:大千秋楽ではエルネストが注ぎ過ぎちゃって3人で笑う、みたいなアドリブを入れていた
*3:前楽ではティエリのダンスをロドリグが鼻の下を伸ばしながら見て、それをエルネストに怒られる、というアドリブ有
*4:ティエリがセザールを庇うようなことを言うと「ティエリ、お前に聞いてはいない」と言うエルネスト
*5:ちょっと讃美歌風のメロディで良かったです
*6:ここの寺西くんマジ見所だから…かっこよすぎたから…特にアルセーヌと踊る時の表情がやばい…
*7:寺西くんはニコラ役の大山さんとバトル。ターンが美しかったし「何だてめぇ?!」みたいな感じでニコラに向かい合うところがめっちゃ寺西くんな動きだった…エルネスト役のガウチさんのアントルラセも美しかった!
*8:1/7のマチネでは自分のビアグラス?に皿が引っかかって引っ繰り返ってしまい、隣にあったロドリグの皿からかけていた…ガウチさんかっこいい…
*9:LIVEverとMUSICALver比べたらめっちゃ速くなってた気がする…
*10:リベルテ派に賛同するようなことは言い出すセザールに戸惑った表情を見せるブルゴーニュ派
*11:うんうんと頷くロドリグ
*12:リベルテ派は覚えてないけど、ブルゴーニュ派は「何言ってるんだセザール…?」的に顔を見合わせていた
*13:ここのロドリグの表情がすごく良かった…苦しそうで…
クロスハート覚書その②
前回の続きです。それでは早速。
①より大幅にニュアンスが増えている&台詞を忘れていると思いますが、ご容赦ください(笑)
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ルヴァンの丘にいるブルゴーニュ派のセザール、エルネスト、ティエリ、ロドリグ。
誰かを待ち構えている様子。
エ「おい、ロドリグ。ミカエルの言っていたことは本当か?」
ロ「えぇ、今夜リュック達がシノンに向かうって…」
エ「ミカエルって不思議なやつだよなぁ。いつからいるのかもわからないし…」
ロ「ほんとですよねぇ」
エ「お前、本当に何も知らないのか」
ロ「知らないですよ!(イラついた様子)」
エ「知っとけ!!(怒鳴る)」
ロ「熱くなんないでくださいよっ!!!(エルネストに掴み掛ろうとする)*1
テ「うるさい、お前たち」
すると、ミカエルの言っていた通り、シノンへ向かおうとしているリュック達が向かってくる様子を遠くに見つけた。
慌てて隠れる4人、そして何も知らないリュック達。
リュック、ニコラ、マクシムが先を行き、少し遅れてしんどそうにアルセーヌがついてくる。
ア「(ぜえぜえ言いながら)もうちょっとゆっくり歩いてよぉぉ……」
ニ「(アルセーヌの真似?じじいっぽく)もうちょっとゆっくり…」
リ「姉さん、ここは一本道だから危険なんだ、早く行かないと…」
マ「(リュックの真似をしながら)姉さん、ここは*2
ア「あーーーぁ、冷たい弟だこと!」
リ「だったらついてこなきゃ良かったんだ」
ニ「そうだよ、カミーユと一緒に待っていた方が安全だったのに」
マ「ここを抜けても、危ない場所はまだたくさんありますからね?」
ア「何よぉ、みんなして…!はいはいはいはい、そうですよねー?」
ニ「ねー?(アルセーヌの動きの真似)」
ア「ついてこなきゃよかったんですよねー?」
マ(動きだけアルセーヌの真似)
先を急ごうとするリュック達…しかしそこにはセザール達の姿が。
リ「俺たちは王子シャルルに会わなければならないんだ…頼む!道をあけてくれ」
しかしセザールは聞く耳を持たない。どうしても行くというならお前たちを殺す 、と剣を抜く。
リ「どうしてお前はそんな奴になっちまったんだセザール?!」
セ「こんな時代がいけないんだ……!」
とうとうここで、ブルゴーニュ派とリベルテ派の決闘が始まってしまう。
セザールとリュック、エルネストとニコラ、ロドリグとマクシム、ティエリとアルセーヌでの殺陣。
そして一組ずつ順番にスポットライトが当たり、セリフ。
…ここのやらゆまのセリフ、覚えている方がいらっしゃったらご一報ください…「だったら俺を殺していけ」「それしかないのかセザール?!」しか覚えていない…(泣)
エ「今の世の中分かっているのか?!」
ニ「それがどうした、自由と平和を求めて何が悪い!!」
ロ「死んだらっ…何もかもおしまいなんだぞ…?!」
マ「お前だってそうだろ、やめるんだ…っ!」*3
テ「セザールに従え」
ア「どうしてそこまで…!?」
テ「命を掛けてでも…彼を守る!!」
なおも続く争い…このままでは先へ進めないと思った(かどうかは定かではないけれど)リュックは、ニコラとマクシムだけでも先に進むよう促す。
リ「ニコラ、マクシム、お前たちだけでも先へ行け!!」
マ「アルセーヌは?!」
ニ「アルセーヌは…俺が守る!!!」
しかし、セザールによって、とうとうアルセーヌは刺されてしまう。
リュックも3人それぞれに切り付けられ、最終的にはセザールに刺され命を落とす。
先を行ったニコラ、マクシムをセザール、エルネスト、ティエリ、ロドリグの4人で追いかけて、一人残された瀕死のアルセーヌ。*4
最後の力を振り絞り、自分の思いを歌う。
ア:叶わなかった、この想い
誰かが受け継いでくれるのかしら
私の血は途絶えても、誰かが覚えていてくれるのかしら
たとえ命が尽きても自由と平和への強い思いは
美しい光となって時を超えて
自由で平和な時代に必ず辿り着いて
皆の笑顔を素敵に明るく照らすでしょう
セザール、わかってる
本当はあなたは優しい人
もしも違う時代に出会っていたなら
2人で同じ未来を夢見ていたかしら
もしも違う時代に出会っていたなら
ここで暗転、時は現代に移る。
ある大学でフランスの歴史研究をしているサークル。
そのサークルに、ある日差出人不明の荷物が届く。
そこにはフランスのある歴史的資料が入っていた。
更に資料の中にはある女性の書いた手記が。
その当時の時代背景について陣内教授が学生たちに説明している。*5
柏「それで、カミーユはこのあとどうなったんですか?」
陣「それがわからないんだ。ただ、この手記の一番最後にはこう書かれてる。…❝いつの日か生まれ変わったなら、どうかみんな幸せに暮らせますように❞」
柏「…なんか、悲しいですね…」
学生たちの中にはこの手記がそもそも本物なのか、そして何故このサークルに送られてきたのかを不審に思う人もいた。
榎「そもそもこの手記が本物だっていう証拠はあるんですか?」
六「そうですよ、誰かのイタズラに決まってますよ!」
榎「な?イタズラだよなぁ?」
六「イタズラです」
陣内教授は、この手記をサークルのメンバーで芝居にしてみることを提案する。
脚本は准教授の時永、そして作曲は陣内教授自身。
そう、芝居は芝居でもミュージカルにしようと言うのだ。
そして准教授の時永は既に配役まで決めていた。
西「あーーーーーーーーーーーっ!俺、デブのニコラだぁ♡」
六・槇「喜んでる―――――――――!」
わりと乗り気な人、そうじゃない人、反応は様々だったが、結局多数決でやることに決定。*6
榎「教授!この配役じゃなきゃだめですか?俺、セザール役がやりたいんですけど!いいよな?一之瀬」*7
一「いいよ」
手「セザールは一之瀬だよ、榎本じゃない」
西「先輩のそれ…私情は入ってないですよねぇ?」
手「演劇をやっているものとしての意見だよ」*8
西「はいはーい!じゃあ俺、リュックやりたいでーす!」*9
時「この配役でやるんだ(有無を言わさず)」
手「時永准教授がこうと言ったらもう変わらないよ。学会でも❝シェイクスピアがこう言ったんだ❞って言って学説を曲げなかったって話だし」
時「本当の事だからだ」
翌日から稽古開始だ、ということでこの場は解散。*10
西「よーっし!昼飯食いに行こうぜ!」
六「せんぱぁい、まーた焼肉ですかぁ?」
西「もう1週間続いてるからな、今日は魚だ!」*11
六「魚ですか!(驚)」
槇「じゃぁ、鮭定食とか?」
西「いや…今日はさっぱりとした白身がいいな」
一「鮭は白身魚だ(アスタキサンチンがどうとかいううんちくを喋る)」
西・六・槇「さーっすがさ(ry」
一「(遮るように)違うからな?」
六「…ギョめんなさいっ!」*12
ここで3人は退場。
柏「陸、一緒に帰ろ?」
立「あー…ごめん、ちょっと悟と話があるんだ。」
柏「そっか…」
立「いつものカフェに先行って待ってて?…渡したいものがある」
柏「わかって!待ってるね♪あ…早く来てね?」
熱心に台本を読んでいる一之瀬に「バイバイ」と言ってその場を後にする柏木。
そんな2人の姿をにやにやしながら榎本が眺めていた。*13
榎「…よし。手塚先輩!ご飯誘ってもいいですか?!」
手「いや、今日は…」*14
あっさり振られ、しょんぼりしながら帰っていく榎本。*15
手「なぁ、一之瀬。最近なんかあった?」
一「いや、何もないですよ?どうしてですか?」
手「最近考え込んでる時があるなと思ってさ」
一「考えすぎですよー(笑)」
手「そう…じゃ、お疲れ」*16
手塚先輩退場、その場には悟と陸だけが残った。
立「…するどいなぁ~~~~、手塚先輩♪それで?どうなんだよ、お母さんの容体は」
一「相変わらず、❝私のことは心配しないで、悟❞って言ってるよ」
立「母親は強いな?」
一「まったく…父親はどこで何してるんだか…(父親に対する不満を言う)」
立「でも今の俺たちと同じ大学生だったんだろ?何か事情があったんじゃないの?(悟を諭す陸)」
ここで陸が陣内教授に呼ばれ、悟だけが残される。
台本を読み込む陸の側に女性用カツラを身に付けた時永准教授が現れた。
時「付き合おう」
一「えっ!?いや、それはちょっと…」
時「何を勘違いしている、芝居の稽古だ」
一「あぁ…准教授、そのカツラは…」
時「女の子役だからな、こうでもしないと気分が出ないだろう?始めるぞ」
(ここから本読み)
時「話って何かしら」
一「君が、リュックの姉さんだったなんて…」
時「両親を殺されて、叔母の家で育てられましたから」
一「そうか」
時「そうよ」
一「あの准教授!!!!全然乗らないんですけど!!!!!」
時「何が」
一「准教授のセリフです…」
時「わかった、じゃぁ君がアルセーヌ役をやってくれ」
(ここで自分の被っていたカツラを悟に被せる)
一「(オカマ風に)話って何かしらぁ?!」
時「君がリュックの姉さんだったなんて」
一「両親を殺されて、叔母の家で育てられましたからぁ…」
時「そうか」
一「そうよ?」
時「一之瀬…気持ち悪い」
この後のやり取りイマイチ覚えてない…どんな流れで次に行ったっけな…とりあえず進めます…
一「准教授…この芝居の配役って、本当にみんなにぴったりですね」
ここで時永准教授が不思議な話を始める。
宿命は変えられないが運命は変えられる。現在の運命が変われば過去の宿命も変わる。お前は運命を変えたいか?というものだった。
そこへ陸が戻ってきて悟を連れて退場。
少し怪訝そうな表情の陸。
美優のいるカフェに向かう2人。
立「芝居、面白くなりそうだなぁ?」
一「そうだな…(浮かない顔)」
立「お前なぁ、お母さんのことが心配なのはわかるけど、お前が元気じゃないとダメだろぉ?!なんかこう、パーッと恋でもしろよ!」
一「周りにはいまいちピンとくる子がいないんだよな」
立「なっまいき~」
一「陸たちは相変わらずラブラブだよな?」
立「お陰様でっ♪」
一「出会ってからすぐだったもんなぁ…」
立「なんかこう一目見て…」
一・立「運命感じた!」
立「それでさー、今日その運命の人にこれ渡そうと思って!」
一「何?」
立「ゆーびーわっ♪バイトして買ったんだぁぁぁ!」
一「もしかして……婚約指輪?」
立「そーーーーーーぉ思われてもいいかな――――なんて――――!!」
一「ちょっと見せろよ♪」
立「何でだよやめろよっ!」
ここで2人が揉みあいになり、誤って指輪を道路に投げてしまう。
「お前なんてことすんだよ!」と慌てて陸が指輪を追いかけると、ちょうどそこに車が来ており、陸は轢かれて命を落とす。
陸が亡くなった後、悟は美優を呼び出していた。
柏「なんですか…?忙しいんですけど…」
陸が轢かれた後、悟は陸が美優に渡すつもりだった指輪を探して持っていたのだ。
指輪を受け取り、美優はすぐにそこから立ち去っていく。
絶望して膝から崩れ落ちる悟に声をかけたのは、時永准教授だった。
時「大丈夫か、一之瀬」
一「准教授…何なんですか俺のこの運命…?!陸が死んで、母さんも危なくて、俺だけ生きてて…俺のこんな運命は変えられないんでしょ?!」
時永は「お前がこうなったのは私の責任でもある」と言い、右手を左下から右上へ振り上げた瞬間、1428年のラナチュール村にタイムスリップしていた。*17
悟は時永に「お前は1428年のセザールだ」と言われるが、訳が分からない。
そしてそこに死んだはずの陸…ではなくリュックが現れる(悟は陸だと思っている)。
「殺したなんて言わないでくれ…そんなつもりじゃなかったんだ!許してくれ…」と陸(リュック)に泣きながら謝る悟…ここでの2人のやり取りはクロスハート覚書その①で書いた
リ「姉さんと何を話した?」
セ「特に何も…」
の後のやりとりとほぼ同じ。タイムスリップしているのでね。
訳が分からないままリュックと刀を交えるしかない悟(しかしおそらくたまに意識がセザールになる瞬間がある)。
そして
エ「今夜の晩餐会まで」
ニ「手出しはしない約束だ!」
と、またエルネスト、ロドリグ、ニコラ、マクシムが2人を止め、悟が「何だこれは…?!?!」と叫んで暗転。
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ここで1幕終了。
自分の記憶力のザルっぷりと説明の下手さ加減に泣けてくる……
早く書き上げないとどんどん記憶が劣化してしまう!!頑張らなくては…!!
ほんと、わたしよりよっぽど沢山見ている人だったり記憶力が良い方だったりいらっしゃると思うんで、助けてください…👈
次から2幕…書けるかなぁ、頑張る…(笑)
*1:エルネストは丘?で座っていて、ロドリグはその下にいるので、エルネストに掴みかかろうとするロドリグがつま先立ちしてて可愛かった♡
*2:7日の公演ではキリッと、8日の公演ではニコラのようにじじいっぽく喋って「なんでお前までじじいなんだよっ(笑)とツッコまれていました
*3:マクシムの方は覚えていなくて申し訳ないけど、お互いに刀で軽い傷を負っている。ロドリグは右足太ももにケガ。片手で押さえながらセリフ。
*4:リュックは丘?から落ちてしまい、その場にはいない
*5:西川がニコラのことをデブだって言って槇原が「何でわかるんすか?」って聞いたら「デブの勘だ!」って答えるシーンが冒頭にあったんだけど、はっきり覚えてないので省略。何かとすぐ運命って言うところがセザールにそっくりだと陸に言われる悟もあった。
*6:賛成派が榎本・手塚・立花・柏木・西川、反対派が一之瀬・六条・槇原だったが、六条・槇原は西川に無理やり手を上げさせられ賛成に。
*7:本当は「やりたい役があるんですけど!」だったんだけど、省略しちゃいました、ごめんなさい
*8:ここで西川・六条・槇原で茶化す。右手で眼鏡をあげる真似をしてみたり「フゥー♪」って言ってみたり
*9:誰かに無理って言われ、畳みかけるように六条・槇原にも「むりーーー!」って言われる西川。2人の首を絞めてこらしめる。仲良し3人組♡
*10:「アルセーヌ役はどうするんですか?」「うーん…ここには女性が2人しかいないからなぁ…1人2役は負担が大きいし…」「時永准教授……女性ですが、お願いできますか…?」「RK」「RK…?」「りょう、かい」「でも女性だから脚本が…」(脚本が出てくる)「やる気だったんかい!!」的なやり取りがどっかであったんだけどな…
*11:「一週間続いてる」のくだりは槇原だったかも…
*12:日によって「ギョギョッ!」って言ったり様々で面白かった!笑いも起きてて嬉しかった♡
*13:ここの榎本と立花のアドリブも面白くて、ある公演では「(柏木)かわいいなぁ」「俺のこと?」「うん、ちっちゃくて」とかやってた(笑)
*14:「しつこい」って言ってた時もあった!
*15:このやり取りの前に悟が「やっぱり運命って決まってるって思わないか?この芝居をやることも、この配役でやることも…」って言って悟と榎本から「お前…セザールだー!!(笑)」って言われるのがあったんだけどうまく組み込められませんでした…
*16:ここで心配そうに悟を見つめる手塚先輩が美しかったです…
*17:厳密には時空の狭間みたいなところかもしれない
クロスハート覚書その①
クロスハートMUSICAL version、やっとやっと!!やーーーーーっと行って参りました……!
11月に無理やり弾丸東京遠征している身としては流石に行けなかった12月の東京公演……大阪までほんとに長かった……
そんなわけで自分の為に、これから先もクロスハートのことを出来る限り鮮明に覚えておく為に、なんとなく覚書として書いておきたいと思います。
あらすじはこんな感じ。
時は現代。とある大学に、フランスの歴史を研究するサークルがあった。
学生たちと教授は、何故かある時代のフランスの歴史に強く惹かれるものがあった。
ある日、教授のもとに、差出人不明の荷物が届く。
そこにはフランスの歴史的資料が入っていた。
更にその資料の中には、ある女性の書いた手記が入っていたのだった。
教授はその手記を基に、学生たちと共に演劇で再現しようと試みる。次第に演技に熱が入る学生たち。
ふとした瞬間、「100年戦争」の真っただ中、1428年のフランスにタイムスリップしてしまう。
そして、学生たちは、歴史の流れに翻弄されながら互いに敵対しあい、歴史に背くものと理解しつつも
自らの宿命・愛・友情に揺れ動きながら、突き進む…。
果たして、彼らの運命は如何に?!
登場人物もろもろはこんな感じ!
【ブルゴーニュ派】
・セザール(一之瀬 悟)/中山優馬
・エルネスト(榎本 駿)/中河内雅貴
・ティエリ(手塚 えり)/大湖セシル
・ロドリグ(六条 龍也)/寺西拓人
【リベルテ派】
・リュック(立花 陸)/屋良朝幸
・ニコラ(西川 大介)/大山真志
・マクシム(槇原 真二郎)/諸星翔希
・アルセーヌ(朝倉 芹那)/蘭乃はな
そしてどちらにも属さない、物語のカギを握る人物。
ミカエル(時永 久)/玉野和紀
カッコ内に書いている名前は現代のキャラクター名です。
ジルベールは現代では大学教授、アルセーヌは会社員?ミカエルは准教授。
他の皆は大学の生徒です。
そしてこの人間関係が既にもうクロスハートなんですよ……
エルネスト→♡→ティエリ→♡→セザール→♡←アルセーヌ←♡←ニコラ
カミーユ→♡←リュック
現代でもこの矢印はほぼほぼ同じ感じ。
ニコラ→♡→アルセーヌだけどうなってるのかがちょっとよくわかんないけど……
まぁその辺はおいおい。
ではいよいよ、物語をがっつり振り返っていきますよー!
可能な限り劇中歌やセリフを入れていきたいと思います。
因みにカッコ内に書いているのが台詞、コロンの後に書いているのが歌詞です(細かい)
メモってきたわけではないので正確ではないですし、全然覚えていない部分もあるのですが…!
友達と話したりしながら思い返してやっとこさ、という感じです。
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舞台は百年戦争真っ只中のフランス。
当時のフランスはフランス国王を支持するアルマニャック派と、イングランドを支持するブルゴーニュ派が激しく争う内乱状態にありました。
そんなある時、自由と平和を求め、ある人々がラナチュール村に現れます…
彼らの名はリベルテ派。
リベルテ派というのは、リュックとセザール2人で始まった派閥だったのでした。
ルヴァンの丘にいるリュックとセザール。
2人はラナチュール村を自由と平和な村にするべく、リベルテ派を作る。
まだ同じ志を持つ仲間、そして親友として仲の良さそうな2人。
セ「それで、俺たちの名は?」
リ「リベルテ派だ!」
セ「いい名だ。我ら…」
リ・セ「リベルテ!!」
セザールとアルセーヌの出会い
ミカエル*1に狙われているセザール。
ミ「ブルゴーニュ派に属するんだ…でなければ、お前たちを殺す」
セザールはミカエルに脅され、事情も分からずブルゴーニュ派にならざるを得なくなってしまう。
そしてミカエルに脅された際、セザールは腕に傷を負う。
そんなセザールを見付け、駆け寄るアルセーヌ。
アルセーヌがやってきたことに気付いたミカエルは慌ててその場を立ち去っていく。
ア:大丈夫ですか、怪我をしてる
セ:かすり傷だ、大したことはない
ア:何があったのですか?
セ:ちょっとした揉め事だ
ア:争いが絶えない日々の暮らし
セ:そんな時代だ、仕方がない
ア:平和で自由な日はいつ訪れるのかしら…
セ:そんな時がいつか来ればいいけど
ア:手に入れたいわ、そんな暮らしを
セ:強いんだね、君は
ア「そんな…」
セザールは、去ろうとするアルセーヌを引き留め、かろうじて名前だけを尋ねる。
セ:なんだろう、この胸のときめき…弾む心
見つめられると時が止まったようで
周りの空気も、景色も変えてしまう
一目で恋に落ちた
君の名は……アルセーヌ
ティエリ、エルネスト、ニコラ、それぞれの心中
テ:届かない想いを胸に収めて生きてくことになれたみたい…
エ:彼女の想いはわかっているけれど抑えられない、胸が熱い
ニ:強さと優しさのそんな貴方は遠くにいて叶わない、届かない
見つめ合いたい心なのに背中を向ける
切ない、このままでも
そばにいれればそれでいい
この想いをどこにぶつければいいのか
解っていても空を見上げて閉じ込める
溢れるこの想いを
……このシーン、途中から歌う人が3人だったり2人だったりしてて、誰がどこを歌っているかがちゃんと覚えられなかった……
もしはっきり記憶している方がいたらご一報ください。
リュックとカミーユの出会い
元いた土地を離れ、遥々ラナチュール村まで逃げてきたカミーユ。
カ:助けてください、追われています
リ:どうした、何があった
カ:騒ぎに巻き込まれて逃げてきました
リ:君ひとりで?
カ:そうです、家族はみんな殺されました
リ:可哀想に…さあ、僕の家に行きましょう
カ:……迷惑では、ありませんか……?
リ:大丈夫、僕たちも君と同じで両親を殺されました
カ:なんてひどい世の中…
リ:姉が家で待っています、さあ!急いで
カ:ありがとうございます
リ:僕はリュック、君は?
カ:カミーユ
リ「カミーユ…」
追手の足音が聞こえ、2人は慌てて逃げていく。
暗転の後、陣内教授(もしくはストーリーテラーなのかな?)が上手に登場。
この物語がカミ―ユ(正確には「ある一人の女性」としか言っていない)の書いた手記に基づく物語であること、そしてその時代背景を説明する。
ラナチュール広場でのリベルテ派とブルゴーニュ派の争い
重たそうな荷物を持って歩いてくるリベルテ派のリュック、ニコラ、マクシム。
ニ「なぁリュック、何で俺だけこんな持たされてんだよぉ?!デブはみんな力持ちってわけじゃねーんだぞ!」
マ「……デブって言ってる(笑)」
リ「 締まった体にしてないと、またいつ危ない目に遭うかもしれないんだぞ?」
?「危ない目っていうのはこういうことか?」
陰から出てきたのはブルゴーニュ派のセザール、エルネスト、ロドリグだった。
セザール達は威圧的な態度で3人をブルゴーニュ派になるよう促す。
エ「農民にしてはえらく勇ましい格好だな?」
ロ「やる気満々だなぁ?」
いつ誰に襲われてもいいようにと武装している3人を挑発する2人。*2
?「襲われるって誰に?」
ニ「お前たちみたいなブルゴーニュ派にだよ!」
セ「へぇ?じゃあお前たちはアルマニャック派ってわけだ」
マ「僕たちはリベルテ派だ!」
セ「リベルテ派ぁ?何だそれは、聞いたこともない」
リ「どうしたんだよセザール?このラナチュールを自由で平和な村にしようって、俺たちはあの時そう誓ったじゃないか?!」
セザールがブルゴーニュ派になったことに驚きを隠せないリュック。
しかしセザールは自分の意見を曲げようとはしない。
セ:リュック、俺の意見に従え!
リ:断る、自分の信念貫くまでだ
セ:やめろ、やられるだけだ
エ・ロ:やられるだけだ!
リ:だから何だ……覚悟の上だ!
ニ・マ:覚悟の上だ!
セ:力ずくでも従わせる、そう言ったら?*3
リ:その時は………「戦うだけだ…!!」
ここでリュックがセザールに刀を向け、ブルゴーニュ派対リベルテ派で殺陣が始まる。
基本的にはセザール対リュック、エルネスト対ニコラ、ロドリグ対マクシム、という組み方。
と、ここでティエリ登場。争いを止めに入る。
テ「今夜の話し合いまで手出しはしない、そういう約束だ」
(辞めようとしないセザール)
テ「セザール!!ジルベール様のお言いつけだ!」
しかしそれでもやはり争いは止まらない。
そして今度はアルセーヌが広場に現れる。
リ「姉さん!」
セ「君が……リュックの姉さんだったなんて……」
そう、セザールはリュックとアルセーヌが姉弟だったことを知らなかったのだ。
リュックがアルセーヌを庇うように争うのを辞めると、セザールに促されブルゴーニュ派はその場を後にし、同じようにリベルテ派も退場。アルセーヌとセザールだけがその場に残る。
ア「あなたがセザールだったのね…」
セ「あの時はありがとう、助かったよ」
ア「いいえ…傷ついた人を助けるのは当たり前ですから…では」
セ「話がしたい、夕方ルヴァンの丘で……だめかな?」
ア「…いいわ、話し合いは大事です」
自由と平和を望むカミーユとアルセーヌの思い
1人佇むカミーユ。
カ:風に身を委ね、夕日に染まる
心も時を、静かに眺める
ここにざわめきは似合わない、ここに争いはいらない
自由という言葉が遠い響きに聞こえてしまうのはなぜ…
生きていることに意味はあるでしょう
戸惑うのはどうしてなの?
教えてください神様、醜い争いが絶えないことを
お教えください神様、自由を求めることは間違いではないのに
自由を手に入れる為に争うことは間違ってはいないのでしょうか?
とそこへ、アルセーヌが現れる。
ア:お聞きなさい、カミーユ
カ「アルセーヌ…」
ア:待っていても手には入らない、望むだけではどうにもならない
自由を求めるって大変なことね
カ:手に入れたい、自由を…誰も傷つけず
ア:それは無理かも、争うこともあるかもしれない
カ:もう見たくないわ、争いなんて
ア:だけど避けることが出来ないこともある…
カ「また血が流れるの…?」
ア「血は流さない!できれば…流したくないわ…大丈夫!カミーユ、あなたを争いには巻き込まないわ」
カ「いいえ!…私も戦います」
ア「争うことは嫌でしょう?それに両親を殺されてはるばるこのラナチュールまで逃げてきたんだから…」
カ「それはアルセーヌたちも同じでしょう?」
ア「駄目よ!リュックに怒られるわ!」
カ「え???」
ア「あぁぁああ!!そそそうだ!洗濯物!取り込むの忘れてたわ!!!(焦)」
カ「んふふふ、じゃあわたし、やっておきます」
ア「悪いわね、お願い」
カミーユ、洗濯物を取り込みに退場。
アルセーヌだけその場に残ると、今度はティエリが現れる。
ア「あなたは…さっき街で会った…」
テ:そう、ブルゴーニュ派を支持する、私はティエリ
ア:リベルテ派のアルセーヌ、私に何の用です?
テ:出来ることと出来ないことの区別もつかない哀れな者よ
ア:やってみないとわからないわ
テ:叶わぬことに気付きもしない、それはまるで恋する乙女
ア:乙女の祈りが通じることも
テ:手に入れられない、そうはさせない
お前には自由も、そして愛も
と、そこへアルセーヌと話をしに来たであろうセザールが現れる。
アルセーヌに掴み掛ろうとしたティエリをやめるよう促し、ティエリは悔しそうにその場を後にする。
ア「彼女と一緒にここへ来たの…?」
セ「いや、あいつが勝手にしたことだ」
ア「そう…」
セ「君が、リュックの姉さんだったなんて…」
ア「両親を殺されて、叔母の家で育てられましたから…弟のリュックが、自由と平和を求めるリベルテ派を作ったと聞いて、何か力になれればと、ここに戻ってきました。」
セ「それじゃ君はリュックの意見に賛同するのか」
ア「ええ、自由と平和を求めます。あなたは、ブルゴーニュ派になったとか…どうしてリュックを裏切ってまでブルゴーニュ派になったの?」
セ「それは…今はイングランドの力が強いからだ(何と言うか少し思案した様子)」
ア「もういいわ、今夜の晩餐会で話しましょう」
アルセーヌは悲しそうにその場を後にする。
セ「くそっ…どうすればいいんだ…?!」
上手よりリュック登場。
リ「姉さんと何を話した?」
セ「特に何も…」
セザールは何とかリュックをブルゴーニュ派にするように説得するが、リュックも自分の意見を貫こうとする。
ブルゴーニュ派につかなければ殺されるかもしれない、と言うセザール。
リ「殺されるって、誰にだ?」
セ「ブルゴーニュ派の連中にだ!!」
リ「それはお前って事か…?」
セ「そうかもな」
リ「お前はっ…仲間も殺せるのか…?!」
セ「時と場合によっては」
リ「じゃあ俺の姉さんもか?!」
セ「…そうだ」
リ「お前はっ……!!!……俺も殺せるのか……?!」
肯定するセザール、そして2人の殺陣が始まる。
少しした後エルネスト、ロドリグ、ニコラ、マクシムが2人の争いを止めに入る。*4
エ「今夜の晩餐会まで」
ニ「手出しはしない約束だ!」
暗転。
再び陣内教授(orストーリーテラー)登場。
ジルベールがどういう人物なのか、これから行われる晩餐会がどういうものなのかを説明する。
以下、ニュアンスですがこんな感じ。
ジルベールという男はラナチュール村の権力者で、村人からの人望も厚い、優しい男でした。
そして彼は、セザールの父親でもありました。
そのジルベールの家で行われる晩餐会に呼ばれたセザール、リュック、エルネスト、ニコラ、ティエリ、アルセーヌ、ロドリグ、マクシム。
この晩餐会は村の方針を決める会議も兼ねていました。
しかし、結局村の結論は出ませんでした。
そしてリュック率いるリベルテ派の4人は、自分たちの信念を貫くべく、王子シャルルに会いにシノンへ向かうことを決意するのです。
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長いね?これ終わらないやつだね?
ってことでいったんブレイク(笑)
もし「ここ違う」とか「ここは正確にはこうだった」とかがあれば遠慮なく教えてください…!出来るだけ正確に残しておきたいので…
そして、クロスハートを観ていない方になんとなくどんなお話かが伝わったらいいなぁ。
ではまた!